従来、高段者審査会受審者を対象として本部道場にて開催されていた「レベルアップ研修会・師範研修会」が、本年は7か所の地域にて開催され、少年から一般まで総勢約500人の剛柔会会員が研修会に参加された。

　第一回より栃木県、埼玉県、千葉県、静岡県、神奈川県、東京、群馬県の合計7回。講師山口剛史最高師範と山口剛平師範が各担当地域を巡業し、午前中は少年部の為の基本動作を中心に行い、午後から高いレベルの一般部稽古と師範を対象とした師範研修会が執り行われた。

　本年は「基本に立ち戻る」をテーマに、基礎を見直す基本技法、型と型分解組手を同時に行うことで技の意味を理解、約束組手・組手技法運足などが行われた。「量の練習は各道場で行い、質を高める稽古を行う」という最高師範のお言葉の通り、限られた時間の中で改めて己の技量を確認する良い研修会となった。

　師範研修会では、特定型「玄鶴」「地鶴」、三戦・転掌小手掛け合わせ、返し組手が行われ、更に熟練度の必要とする質の高い稽古が行われた。　

　今回のレベルアップ研修会により、各地域との交流を深めることが出来、技術の統一を目指せた有意義な一年となった。

　また来年度も同様に各地域を回り、共に汗を流して更に剛柔流の技術を高めていけることに期待している。

開催

第一回	栃木県	主管　聖武館
第二回	埼玉県	主管　剛心会
第三回	千葉県	主管　拳剛会船橋
第四回	静岡県	主管　静岡剛柔館
第五回	神奈川県	主管　相模館
第六回	東京都	主管　日本空手道剛柔館杉並
第七回	群馬県	主管　群馬剛柔会

　本年のレベルアップ研修会開催にあたり、各主管団体には会場手配など多大なご尽力をいただき心より感謝を申し上げます。来年度も何卒ご協力の程を宜しくお願い致します。

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全日本空手道剛柔会　事務局・広報委員会発

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