9月11日から21日、パンアメリカンセミナー並びにパンアメリカン選手権大会がチリ主催にて開催された。
日本より山口剛史最高師範、若杉秀樹師範が参加し、セミナーでの指導参加で南米地区・北米地区への協力をすることが出来た。
南米・北米合同にて開催されたパンアメリカセミナーは、全体セミナーには約200名の参加があり、基本から型稽古、組手技法から約束組手、そして型分解組手まで、IKGA制定の各項目の稽古が徹底的に行われた。また総勢18名参加の師範研修会に於いては、剛柔流の根幹を成す三戦・転掌の鍛錬法の確認と、三戦・転掌小手掛け合わせ、返し組手の反復練習の指導が行われた。
南米ブロックの選手権大会は二年毎定期的に開催されており、今回で第8回大会となった。主催国チリの他にも、ウルグアイ・アルゼンチン・ブラジル・カナダより多数の少年少女の参加があり二日間に渡り白熱した試合が開催された。
IKGA南米ブロックは、高段者であっても稽古衣を着用してセミナーに参加する姿は、剛柔流空手道への関心の高さと、真摯な姿勢を感じることが出来、改めて日本国内においても見習うところであると感じた。
来年度はタイ主催に於いてアジアブロックセミナーが開催されることが決定している。国内からも多くの参加者がセミナーに参加し、IKGAの支部との空手道交流を行ってもらいたい。
セミナー参加国
チリ、ウルグアイ、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ベネズエラ、カナダ、アメリカ、日本、9カ国
報告者 師範 若杉秀樹