大会最終日
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1回戦 対スロバキア 1−5
間合い・極め共に欠け、自分を見失った。相手は世界学生チャンプであるが、トップではない選手に攻めきれない。精神的な弱さが出た試合だった。

1回戦 対カタール 5−2
快調にワンツーが決まる。リラックスできている様だ。

2回戦 対ユーゴスラビア 1−4
延長の末、上段裏回しげりを極められた。調子が良かっただけに残念である。

1回戦 対フランス 0−8
秋田ワールドチャンプのバルディに果敢に攻めこむが、上段裏回し蹴りを極められ、余裕すら感じさせる内容だった。完敗。

1回戦 対アルゼンチン 3−3
反則でポイントを与え、延長戦になり、1分の延長でもポイントが入らず、判定の1−3となって負け。落ち着いてはいたが、突き技が決まらなかったのが敗因。


所感
今回、日本チーム組手完敗である。前回女子チームは全種目メダル獲得していたので、男子が厳しいのは覚悟していたが、女子組手まで含めて、ここまで日本チームが落ちているのか、世界が成長著しいのか、次元が違うとまで思ってしまった。根本から強化のあり方、世界に対する認識を変えていかなければならない。ヨーロッパ最強の選手の動きは、以前のパワーだけの悪かろうの突き蹴りとは違って成長していると思う。組手コーチとして大いに反省し、この事実を把握し、今後の日本チーム強化に努力して行きたい。

2002/11/24
日本ナショナルチームコーチ 西村誠司