1月18日から3日間、日本空手道会館において「平成30年度公益財団法人日本スポーツ協会公認上級コーチ養成講習会専門科目講習会(空手道競技)」が開催されています。
この研修会は、ナショナルレベルのトレーニング拠点において、各年代から選抜された競技者の育成強化に当たるとともに、国際大会等の各競技会における監督・コーチとして競技者が最高の能力を発揮できるよう、強化スタッフとして組織的な指導にあたる指導者を養成することが目的です。
今回の研修会には、ナショナルチームのコーチまたは監督として国際的な競技会に帯同した経験がある者、または帯同する予定がある者など、公認コーチ資格保有者など26名が参加しました。
18日の開講式では、笹川堯・全空連会長が挨拶し、「いよいよ来年、東京オリンピックが開催されます。我々の空手道は関係者の努力の結果、有名にはなりましたが、まだまだ認められていません。今後のオリンピックに常時採用されなければ、認められたことにはならないのです。この辺りを肝に命じて、自分逹がやっている空手道は素晴らしいと胸を張って言えるように講習を頑張って頂きたい」と参加者を激励しました。
開講式に引き続き、栗原茂夫・全空連副会長による基礎理論①「2020年東京オリンピックに向けた取組みと中学武道必修化について」の講義が行われました。
基礎理論②では、豊嶋建広・麗澤大学特任教授、井下佳織・同大学准教授が「競技者育成プログラムの活用について」をテーマに講義を行い、参加者がグループに分かれて「指導者の視点からの一貫指導について」の意見を出し合いました。
明日19日は、全日本ナショナルチーム監督の林晃講師による基礎理論の講義、全空連常任理事・前田利明講師による実技講習などが行われます。
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