12月号(10月23日発売)では、特別企画「空手道部員1人で奮闘、空手と重量挙げで全国へ(仮称)」を掲載いたします。

取材ルポ
喜屋武柚希選手

9月24日(木)、12月号の特別企画の取材で沖縄県国頭郡本部町を訪れました。県立本部高校2年で同校空手道部ただ1人の部員の喜屋武(きゃん)柚希選手。

喜屋武さんは、昨年10月の県新人大会の女子個人形で2位、11月の全九州新人大会でも準優勝と結果を残し、中止となった今春の全国高校選抜では8強入りを狙っていました。

喜屋武さんは、父の敦さん(沖縄小林流志道館 喜屋武道場代表)が、2012年に道場を開いたことをきっかけに、小学2年生で空手を始め、中学時代は彩の国全中選抜に個人形で出場。本部高校に進学後は、日々の稽古は1人のために、同校の元校長・比嘉良徳先生(前・沖縄県高体連空手道専門部部長)の仲介で、他の強豪高校や道場へ毎週末に出向き、他流派の先生にも指導を受けています。

また、喜屋武さんは、昨年9月からは重量挙げで全国トップクラスの本部高校ウエイトリフティング部の練習にも参加しています。同部の比嘉敏彦監督から誘いがあり、空手のトップ選手が取り入れていることも動機になったと喜屋武さん。さらに重量挙げの練習で「瞬発力と下半身の安定に効果があると感じている」とも言います。今年1月には重量挙げの九州選抜大会に出場を果たしました。

今春の全国選抜、またインターハイも中止になり「全国で好成績を残して今後につなげたかった」と落胆は大きかったが、まだ2年生。今は間近に迫った県の新人大会と全九州新人大会での優勝、さらには来年の全国選抜、インターハイでの上位進出を目指して、日々高校武道場の鏡に向かって稽古に励んでいます。

詳細は10月23日発売の「JKFan12月号」に掲載します。

喜屋武柚希選手

父の敦さんの小林流の形指導

本部高校の元校長・比嘉良徳先生(左、前・沖縄県高体連空手道専門部部長)とともに

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