世界が認める日本発祥の文化の一つ“武道”。その素晴らしさを世界へ発信することを目的として「武道祭2020-UNIVERSAL BUDO FESTIVAL in YOKOHAMA2020-」が9月4日(土)、横浜武道館(神奈川県)で開催されました。
オリンピック・パラリンピック公認プログラムであり、TOKYO2020オリンピック銅メダリストの荒賀龍太郎選手がゲスト出演しました。
前日の9月3日(金)には、神奈川県空手道連盟の主催で「荒賀龍太郎 スピードドラゴン チャンピオンセミナー」が併催されました。
武道祭2020には、全空連ナショナルチーム所属の森優太選手と石橋咲織選手、地元神奈川県出身の吉岡夕雅選手(法政大学副主将)が参加。荒賀選手のトークショーや形の演武、組手の技の解説等が、YouTubeでライブ配信されました。
荒賀龍太郎選手「昨日のセミナーで、子どもたちに銅メダルをみせると喜んでくれたので、やはりオリンピックは特別なのだと改めて感じました。オリンピックのお陰で成長できました。オリンピックが子どもたちの目標になるように、空手の正式種目化に向けて、武道祭2020がそのきっかけになってほしいと思います」
武道祭2020で四方割りと形の演武を披露した石橋咲織選手「これまで身近だった選手が、オリンピックの舞台ではまったく違ってみえて素晴らしくて、もう言葉にならないくらい感動しました。オリンピックでは団体形をパフォーマンスとして演武しましたが、特別な場所での貴重な経験でした。今回は、オリンピックで感じた空手の奥深さ、その魅力を発信していきたいと思います」
森優太選手「オリンピックのレベルになると技術の差はなく、どれだけ勝つことに貪欲になれるか、だと感じました。11月の世界大会では、オリンピックで感じたことを生かしたいと思います。武道祭2020では、組手特有のスピードから生み出される迫力、躍動感が伝わるように頑張ります」
吉岡夕雅選手「オリンピックを観戦していてとても刺激を受け、もっと技を研究し、勝利につなげていきたいと思いました。武道祭2020ではオープニングに参加しますが、形と組手、それぞれの魅力をYouTubeで見ている方に感じていただけたらいいと思います」
詳細はJKFan12月号(10月23日発売)に掲載します。
武道祭2020にて、山下泰裕JOC会長と荒賀龍太郎選手
前日に開催された荒賀龍太郎選手のチャンピオンセミナー
石橋咲織選手による四方割り(板試割り)と形の演武
荒賀龍太郎選手と森優太選手による組手の技の紹介
武道祭2020に出場した選手とスタッフの先生方
KARATE WORLD TV [Youtube]