10月28日(金)、連載「先生の特別授業」の取材で愛媛県四国中央市の「愛媛県立川之江高等学校」を訪れました。
本年の全国高校総体(インターハイ)空手道競技を開催した愛媛県四国中央市。県立川之江高校は、その四国中央市(旧川之江市)にあり、1908(明治41)年に開校した「組合立三島女学校」を前身とし、来年2023年に創立115周年を迎える愛媛県内でも歴史のある県立高校です。
運動部・文化部ともに県内有数の成績を誇り、特に野球部は夏の甲子園ベスト4、国体で優勝の実績があります。空手道部は1999年に創部され、歴代の指導者のもとインターハイ・全国高校選抜に何度も出場してきました。
現在は、松山市出身で天理大学OBの伊藤伸治先生が顧問を務めています。伊藤先生は、幼少時から超のつく活発な子どもでしたが、6歳から賢友流空手道真誠館富久道場(前田光男先生)で空手を始めました。中学時代は全中、高校時代はインターハイと、どちらも個人組手で全国大会に出場の実績を持ちます。
大学は、奈良県の天理大学に進学し、田中千秋監督の指導のもと、在学中は全日本大学選手権団体組手ベスト8、愛媛県空手道選手権大会では男子個人組手で優勝しました。
大学卒業後は、(公財)愛媛県スポーツ振興事業団で7年間勤務の後、愛媛県教員採用試験に合格。初任の県立松山中央高校を経て、2018年に県立川之江高校に異動となり、空手道部顧問に就任し現在に至ります。
部活の指導者になってからは、空手の技術的な指導はもとより、礼儀を重んずることを重視しつつ、「全国で勝てるチーム作りが私の目標です。私自身、全国大会で悔しい経験をしてきました。教え子たちには、全国で勝つ喜びを経験してもらいたいです」(伊藤先生)。
伊藤先生は、今夏・地元の愛媛インターハイでは、運営の責任者として奔走しました。「様々な方々のご協力によって成功裡に終えることができました。感謝の言葉しかありません」(伊藤先生)。
現在、2年生・1年生は、来春の全国高校選抜(福岡)への出場を目指して練習に励んでいます。
伊藤先生にご自身の空手歴、指導歴、指導法、今後の展望などをお聞きしました。
詳細は11月22日発売のJKFan2023年1月号に掲載します。
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