10月27日(金)、岡山県倉敷市の「倉敷アイビースクエア エメラルドホール」にて、亀龍会グループ(代表:和泉雅一氏)の社会福祉法人亀龍会に所属する亀龍会空手道部の創部20周年記念パーティーが盛大に開催されました。
現・空手道部総監督の和泉雅一氏が老人介護事業を始めたのは1991年。その後、1994年に介護老人保健施設である亀龍園を開設しました。病院に勤務していた和泉氏には「理想の老人介護施設をつくりたい」との思いがあったといい、その思いを具現化したのが亀龍会グループです。
同会空手道部の創部は2003年。「社会人になると空手を続けられる環境が少ないことを憂慮し、また空手道を通した地域貢献の可能性を考え、立ち上げました。空手道で身につけた礼節は、介護をする際、相手を敬うことに通じ、また腰を痛めない体の使い方も熟知しているので、空手選手は介護職に向いています」(和泉氏)。
そして、空手道部部員として最初の職員になったのが、初代キャプテンで現在は空手道部監督を務めている吉田匡利氏です。
その後、現・おかやま山陽高校空手道部監督を務める茅原史隠氏、現・空手道部コーチの小野秀明氏など、高体連・学連で実績を残した強豪選手が入部し、同会空手道部は、全日本実業団空手道選手権大会の団体組手で4連覇(2010年~2013年)、西日本実業団空手道選手権大会(現・全日本実業団空手道選手権大会西日本大会)で優勝4回などの実績を持ちます。
現在、空手道部には10名が所属・登録し、全日本の王座奪還に向けて、仕事と空手を両立し、充実した毎日を送っています。
創部20周年記念パーティーの冒頭、和泉総監督は「空手道部創部20周年記念パーティーをこのように盛大に、沢山の方の出席をいただき、大変嬉しく厚く御礼申し上げます。全日本実業団空手道選手権大会の4連覇をはじめ、選手達の栄光の軌跡を残したいと創部20周年にあたる昨年度より記念誌の作成を企画し、今回の記念パーティーを開催することを決意しました。幸い、来年度は新進気鋭の3名が入社(入部) することが決まり、皆様に最高の報告が出来るよう心・技・体を鍛えて部員一同頑張りますので、これからもご支援、ご協力お願い申し上げます。空手道部も20年経ち、今後はグループとして地域貢献に力を入れたいと思います」と謝辞を述べました。
パーティーには、地元選出の橋本岳・衆議院議員、伊東香織・倉敷市長をはじめ、岡山県内外から来賓を含め約350名が出席。和泉総監督の謝辞に始まり、来賓の祝辞、空手道部20年の歩みを紹介する記念映像の上映、また空手道部及び亀龍園空手道教室に所属する部員・道場生が形の演武を披露、最後には沖縄の前川兄妹(前川哲男さん・真帆さん)の三線ライブ(沖縄ハイサイコンサート)で祝宴に華を添えました。
「亀龍会空手道部 創部20周年記念パーティー」の模様は、「同部20年の歩み」とともにJKFan2024年1月号(11月22日発売)に掲載いたします。
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