全日本空手道連盟和道会が2024年2月3日(土)と4日(日)の2日間にわたり、南長崎スポーツセンター(東京都)において「指導員技術講習会・指導員審査会」を開催しました。
講習会の冒頭、能登半島地震の犠牲者と1月16日にご逝去された前理事長の松井善則先生のご冥福を祈り、黙祷が捧げられました。
開講式で佐野善紹理事長は能登半島地震への義援金を呼びかけ「大変な思いをしている方の分も頑張って、全員が合格してください」と述べ、「私は60年近く空手を学んでいますが、いまだに発見があり新鮮な気持ちで毎日を送っています。指導員として和道の見本となる技術を習得し、80歳、90歳になっても和道の空手はやれるということを実証してください」と参加者を激励しました。
志村耕一技術委員会委員長は、「正しい指導をするための技術講習会です。指導員としての自覚を持ち、疑問があればどんどん質問し、クリアにしてください。和道の技術をきちんと説明できる知識と正しい動きを身につけ、道場に帰っても再確認してください」と挨拶しました。
日本から70名、海外からはニュージーランド(12名)、中国(10名)、イギリス(8名)、アメリカ(8名)、スウェーデン(6名)、ハンガリー(4名)、フィンランド(2名)、カナダ(2名)、アイルランド(2名)、ドイツ(1名)、インド(1名)、オランダ(1名)、エストニア(1名)の13カ国、58名の参加がありました。
1日目の講習会の後には、海外支部限定の昇段審査会が行われ、22名が受審しました。
2日目の講習会の後に行われた指導員審査会には、3級13名、2級28名、1級13名が挑戦しました。
今回、10名が参加した中国和道会は、昇段審査や審判審査の受審だけでなく、講習そのものを目的に来日したといいます。
中国和道会理事長代行の岸本英司さんは「中国には6支部ありますが、支部と支部の間が1,000キロ以上離れていて、合同練習も簡単にはできません。この指導員技術講習会は、指導者が集まって技術を再確認し、技術を統一する貴重な機会です」と話していました。
2月22日発売の JKFan4月号「和道会ニュース」に掲載します。
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