剛柔拳士の全国大会が香川県高松市で開催され、猛暑に負けない熱い闘いが繰り広げられた。
一般形の部では、女子は井上和代(愛媛)、男子は宮崎健太(京都)が優勝。井上と準優勝の酒居芙美(京都)は10月のWKF世界大会出場(女子団体形)が控えており、著しいレベルアップを見せている。
少年女子組手では、32回大会から連覇中の大野ひかる(大分)に、高校1年生の東海志保(京都)が6ー4で勝利、大金星を上げた。東海も優勝経験がある選手だが、高体連でも実績のある先輩相手に「自分の力を試そう」と攻めの姿勢を見せたことが勝因となったようだ。
地元選手も大活躍。小学5年生男子組手では、選手宣誓もつとめた崎山優成(香川)が初優勝。「来年は形と組手でダブル優勝したい」と語る。
都道府県対抗の団体組手は香川Aが地元優勝! 決勝の相手は昨年の優勝チーム・東京を破った大分だ。
先鋒戦は香川A・北林泰明が6−1とポイントを稼いで大分・西耕三を破るが、続く次鋒戦は大分・藤澤竜太が4−1で香川A・北林武に勝利。中堅戦では香川A・北林3兄弟の長男、正大が大分・米倉新人を相手に6―0の快勝。副将戦は、大分・藤澤武之と香川A・古閑宏之という九州産業大学の先輩後輩対決に。ここは先輩の古閑が藤澤に空手をさせず、引き分けに持ち込む。
総ポイント数が大分 – 5、香川A – 13となり、仮に大分が大将戦で6ー0で勝っても香川Aを上回らないことから、この時点で香川Aの優勝が決定した。
大将戦は大分・松井博照が香川A・福家孝一に1ー0で勝利し、一矢を報いた。
32回大会以来、準優勝が続き、4年ぶりの優勝杯を手にした香川A。福家監督(兼選手)は「北林3兄弟が順調に育っており、決勝では古閑が粘って引き分けに持ち込んでくれたことが一番大きかったですね」と久々の優勝に喜びを語った。
第36回全日本空手道連盟剛柔会 全国空手道選手権大会
日時/2010年7月31日?8月1日
会場/高松市総合体育館 第1競技場
※大会結果は後日掲載
団体組手で地元優勝の香川A・中堅の北林正大
一般女子形優勝・井上和代(愛媛)
小学5年生男子組手優勝・崎山優成(香川)
少年女子組手優勝・東海志保(京都)
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