2011年8月23日、大阪府立体育会館(大阪市浪速区)にて、(財)全日本空手道連盟 近畿地区競技会主催のチャリティ空手道練習会が実施された。
東日本大震災をうけ、全空連を通してこれまでにもさまざまな形での支援がなされてきたが「近畿地区としても空手道を通じて何か支援が出来ないだろうか」という思いで企画されたのが、このたびの組手練習会だ。主管は大阪府空手道連盟。
講師には近畿地区に所属の指導者や現役日本代表選手がズラリ。藤田典正・柏原高校監督、今井謙一・浪速高校監督はじめ、松久 功、久下敦司、井出義仁、本間絵美子の各講師が約150名の参加者を指導した。
10時の開会式に続き、午前中は4グループに分かれて各講師が「ダッキング」「反応」「受けと駆け引き」「スライドと入り方」など、競技の最先端で必要とされている技術を指導。
午後は「内回し蹴り」と松久講師が世界大会で決めて一躍話題となった「サソリ蹴り」の練習方法を紹介。
審判員を招いての練習試合の後、講師と参加者の「質疑応答」の時間が設けられ、16時に閉会した。
参加者の受講料は全額、被災地へ寄付される。また、運営にかかる費用は近畿地区協議会の予算でまかなった。チャリティイベントとしてはもちろん、全国で活躍する指導者や、日本代表選手の技を直接指導してもらえる機会は大好評を博した。
※練習会の模様はJKFan11月号(9月22日発売)に掲載予定です。
「サソリ蹴り」のポイントを説明する松久講師
できたかな
講師と約150名の参加者
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