9月17日〜19日の3日間にかけて、日本スポーツマスターズ2011空手道競技が石川県の加賀スポーツセンターで開催。個人種目16種目で、シニア世代日本最大の大会が行われた。
これまで8回という大会最多優勝を誇る、女子形2部の山田安子(神奈川)。60歳の節目の大会で、見事9回目の優勝を飾った。決勝はシソーチンで10歳年下の小西康子(福岡)を5-0で下し、「若い選手が次々出てくるなかで不安でしたが、優勝できて感無量です。9回目の優勝ですが、毎回大事に形を演武して、それが積み重なっただけです」と喜びを噛み締めていた。
男子組手6部では、ミスターマスターズ・木村政勝(大阪)がその強さを見せつけた。3年連続7回目の優勝を果たし、「この大会に合わせて、生活を厳しく律してきました。禁酒もしてきましたが、今日はお酒解禁です。」と満面の笑みだ。
また今大会は初優勝者も多く誕生。各地で長く空手を続ける選手が次々とマスターズへの参加意志を示してきており、シニア世代の聖地として今後ますますのレベルアップが期待できる。
詳細は10月22日発売のJKFan12月号に掲載予定。
日本スポーツマスターズ2011空手道競技
(2011年9月17日〜19日 加賀市スポーツセンター)
主催:公益財団法人日本体育協会、石川県、財団法人石川県体育協会、財団法人全日本空手道連盟、加賀市
主管:石川県空手道連盟
《組手》
◆男子個人組手1部[優勝]佐藤花月(神奈川)[準優勝]堤 弘幸(大阪)[第三位]遠山栄一郎(埼玉)/長谷川行光(山梨)
◆男子個人組手2部[優勝]内田慎一郎(京都)[準優勝]加瀬龍志(千葉)[第三位]長谷川伸一(山梨)/下葛稔也(岐阜)
◆男子個人組手3部[優勝]奥平恵正(鹿児島)[準優勝]髙山雅彦(大阪)[第三位]古川 孝(京都)/向井正隆(静岡)
◆男子個人組手4部[優勝]小山孝一(千葉)[準優勝]岸義彦(東京)[第三位]松橋賢一(北海道)/横内袈裟義(神奈川)
◆男子個人組手5部[優勝]宮川誠悟(長崎)[準優勝]根橋 寛(長野)[第三位]岩切逸樹(東京)/戸倉努(山口)
◆男子個人組手6部[優勝]木村政勝(大阪)[準優勝]佐保康夫(兵庫)[第三位]津谷順三(茨城)/溝部茂文(茨城)
◆男子個人組手7部[優勝]小日向紀継(神奈川)[準優勝]三木康志(和歌山)[第三位]伊賀章一(京都)/佐橋義正(岐阜)
◆女子個人組手1部[優勝]大津秋子(群馬)[準優勝]小屋敷律子(神奈川)[第三位]木下崇美(東京)/土屋綾子(栃木)
◆女子個人組手2部[優勝]佐保愛子(兵庫)[準優勝]山崎美奈子(富山)[第三位]細田朝野(沖縄)/大山徳子(千葉)
◆女子個人組手3部[優勝]宮本早百合(大阪)[準優勝]斉藤師保(千葉)[第三位]迫 香子(奈良)/西山知恵(徳島)
《形》
◆男子個人形1部[優勝]藤本治豪(東京)[準優勝]桑子和也(愛知)[第三位]福山修一(山口)/千田裕也(北海道)
◆男子個人形2部[優勝]横瀬幸男(東京)[準優勝]石塚 司(秋田)[第三位]嶋﨑壽勝(東京)/大日方和好(群馬)
◆男子個人形3部[優勝]辻田新吉(宮城)[準優勝]齋藤 仁(茨城)[第三位]池辺利吉(千葉)/永木満(愛媛)
◆男子個人形4部[優勝]照屋 建(沖縄)[準優勝]春日 勲(茨城)[第三位]磯村展雄(愛知)/庄司一洋(千葉)
◆女子個人形1部[優勝]細田朝野(沖縄)[準優勝]深澤幸子(東京)[第三位]山口直美(埼玉)/友寄愛子(大阪)
◆女子個人形2部[優勝]山田安子(神奈川)[準優勝]小西康子(福岡)[第三位]加藤ゆかり(東京)/千葉佳永子(大阪)
女子形2部優勝の山田安子(神奈川)。決勝のシソーチン
男子組手6部決勝、木村政勝(大阪/右)の上段突きが決まる
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