2011年6月12日、アメリカ合衆国の首都、ワシントンD.C.にある駐米日本大使公邸を全日 本空手道連盟ナショナルチームメンバー・井上和代(ダイキン工業勤務)、梶川凜美(関西大学4年)が訪問、形の演武を披露した。
これは、東日本大震災に対するアメリカの多大な支援への返礼として、大使館が 開催したガーデンパーティーの中で行なわれたもの。 パーティーにはアメリカ軍、レスキュー隊、政府、原子力関係者とその家族ら合 わせて1000人以上が招待された。
選手派遣要請を受けた全日本空手道連盟は、女子団体形世界チャンピオンの井上と、世界学生チャンピオン(2連覇)であり全日本学生大会3連覇中の梶川を派遣。 兼ねてから日本大使館とゆかりのある北米師範会メンバーも日本および米国各地 から集結、演武を行なった。
井上はスーパーリンペイ、梶川はチャタンヤラクーサンクーを披露し、招待客から称賛の拍手を送られていた。 復興へ向けて立ち上がる凛然とした日本を象徴するように、気力と誇りに満ちた 日本女性の姿を見せたことはとくに意義深い。
詳細は空手道マガジン月刊JKFan8月号に掲載。
スーパーリンペイを演武した井上
大使公邸の庭での演武。観客は芝生に座って形に見入る
チャタンヤラクーサンクーを演武した梶川
藤崎一郎・駐米日本大使(後列中央)を囲んで、演武参加者一同。井上、梶川が全空連代表として参加。また、北米師範会より空手道と合氣が参加。
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