2011年6月19日(日曜日)、練馬区立田柄第二小学校(富澤素子校長)に全空連ナショナルチーム・宇佐美里香選手が訪れ、演武と講演を行なった。
これは「道徳授業地区公開講座」として毎年行なわれている事業で、以前より当地域と縁のあった宇佐美選手が、昨年アジア競技大会女子形チャンピオンとなったことから、ぜひ講師にと招かれた。
演武および講演は、11時40分より約40分にわたって実施。
田柄第二小学校の5、6年生約250名と、その保護者、そして地域の人びとを前に、宇佐美選手はトマリバッサイを演武。初めて形を見る生徒も多く、突き蹴りの速さ、道衣の音、気合の大きさ、表情にじっと見入っていた。
全空連より有竹隆佐・専務理事と沖隆之氏(ナショナルチームマネージャー)、また宇佐美選手の両親も訪れており、その様子を見守っていた。
演武終了後、宇佐美選手が空手道の紹介や自身が入門したきっかけ、競技生活において挫折から這い上がったエピソードなどを話した。「悔しいこともあったが、本や両親の言葉に救われ、心を強くもって乗り越えるようにしてきた」という話に、生徒の中からは「私もスポーツを習っていて、辞めたくなることもある。そんな時、気持ちで乗り越えられるのだと初めて知った」など、宇佐美選手の思いをまっすぐに受け止めた感想が聞かれた。
《宇佐美 里香選手》
全日本空手道連盟ナショナルチーム女子形メンバー
2010年、アジア競技大会優勝
2010年、WKF世界空手道選手権大会第3位
全日本空手道選手権大会3回優勝
国民体育大会2連覇中(成年の部)
約250名の生徒を前に語る宇佐美選手(中央)
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