世界空手連盟エスピノス会長、下村文部科学大臣を表敬訪問
「オリンピック東京招致と共に、日本発祥の空手道のオリンピック正式種目入りを実現したい」と下村文科大臣
全日本空手道連盟・笹川堯、全日本空手道連盟役員と共に下村文部科学大臣を訪問した世界空手連盟アントニオ・エスピノス会長
2020年のオリンピック正式採用種目として「空手道」が最有力視されているが、さらに確実なものにしようとの機運が世界各国の空手関係者の中で高まっている。
この流れを受けて、世界空手道連盟(WKF)アントニオ・エスピノス会長(スペイン)は、現在、世界各国を訪問し、各国の空手関係者、要人に更なる協力を呼びかけている。
エスピノス会長は、日本が空手道発祥の地ということで特に強い想いで1月15日来日。16 日には公益財団法人全日本空手道連盟を訪問、その足で笹川堯全日本空手道連盟会長、役員と共に文部科学省を表敬訪問した。
エスピノス会長は、去る12月27日に就任した下村博文文部科学大臣に、空手道を2020年にオリンピック正式種目として正式採用されるように日本への協力要請をした。
「5、60 年前に、日本の皆さんが空手道を世界に広めてくれました。そして、今や185 ヶ国に広がり空手道はオリンピックを目指せるまでになったのです。これだけの国に連盟があるスポーツは他にはほとんどありません。日本発祥の空手道が、オリンピック種目に採用されるように、日本こそが強く望んでいただきたいのです」とエスピノス会長は下村大臣に訴えた。
これに対し、下村文部科学大臣は、「東京は2020 年のオリンピック誘致のために一丸となって活動をしております。この目標を実現し、東京でオリンピックが開催されれば当然、日本発祥の空手道が正式種目として採用されているよう、我々もぜひ協力したい」と答えた。
過去に「空手道」が二度オリンピック正式種目として採用をほぼ確実にしながら逃したという苦い経緯があり、三度目の正直という想いが全世界の空手道関係者の共通認識である。
いよいよ本年9月にはオリンピック開催国及び採用競技が確定する。空手道関係者の長年の夢が、ついに実現するのか、高鳴る気持ちが抑えきれない。
空手道を猛烈にアピールした世界空手連盟アントニオ・エスピノス会長
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