全日本空手道連盟は17日、日本空手道会館で記者会見を行なった。テーマは「空手道の2020年オリンピック正式種目採用に向けて」であり、世界空手連盟(WKF)のアントニオ・エスピノス会長がPRをした。
NHK、各新聞社を始めとした多数のメディアが出席し、空手道への注目の高さを見せるなか、 エスピノス会長はスライド資料をもとに、空手道が世界中で親しまれている様子を説明。さまざまな競技大会が開催されていることにも触れ、「あとはオリンピックのみ」と力強く述べた。また記者からの質問に対し、「空手道発祥の地・日本の支持があることを世界に発信したい」と今回の来日についても強い思いを語った。
会見後には、笹川堯・全日本空手道連盟(JKF)会長と笑顔で固い握手を交わし、空手道のオリンピック正式種目入りに向け、JKFとWKFが団結していく様子が見て取れた。
その後行なわれたデモンストレーションでは、2012年パリ世界大会金メダリストの宇佐美里香選手らが形演武、同金メダリストの染谷香予、同銀メダリストの荒賀龍太郎の両選手らが組手試合の実戦を見せた。
固い握手を交わすエスピノス会長(右から3番目)と笹川会長(同4番目)デモンストレーションに参加した日本代表選手とともに。
会見するエスピノス会長。
スライド資料をもとに、空手道が世界中で親しまれている様子を説明した。
多数のメディアが駆けつけ、空手道への注目の高さを伺わせた。
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