国内で初となる世界規模のオープン大会、プレミアリーグが8月30日(土曜日)~31日(日曜日)に沖縄県立武道館にて開催され、延べ6,000人の観客が集まった。
空手発祥の地である沖縄での待望の開催とあって、世界大会でも上位を競う強豪選手を多数含めた45ヶ国350名の参加者が世界中から集結。日本からもナショナルチームメンバーや沖縄県選手が参加し、白熱した戦いが繰り広げられた。
形では団体男女・個人男女の全種目で日本が優勝を獲得。男子団体形では、沖縄チーム(喜友名諒・金城新・上村拓也)が1位。さらに、喜友名諒は個人でも優勝を果たし地元の熱い声援に応えた。準優勝は帝京チーム(相馬昂翔・杉野拓海・在本幸司)。また、女子個人形は清水希容が優勝。注目されていた最年長53歳での出場となった上地流・新城成博は、残念ながら1回戦敗退となったものの錬られた沖縄伝統の形へ会場中から大きな拍手が送られた。
組手競技では、女子-50kg級・遠藤千夏、女子-61kg級・染谷真有美、男子-67kg級・篠原浩人が世界規模の大会で初の金メダルを獲得。また、男子-84kg級・荒賀龍太郎は決勝でギリシャのタナスと対戦。互いに牽制し合う中、中段蹴りで先制したのは荒賀。巻き返しを図ろうとするタナスに対し、決め手となる1本を穫り観客を大いに湧かせた。また、沖縄県勢も活躍。女子-61kg級に出場した新垣夏紀が3位決定戦で五明真実子に勝利し3位に入賞した。
観客席には子ども達も多数来場し、海外選手・ナショナルチームメンバーの試合を存分に観戦。世界トップクラスの空手を味わった興奮は、サインで埋め尽くされたTシャツやポスターを持つ姿からも感じられた。
2日間にわたる初のプレミアリーグは、係員の円滑な運営もあり大成功に終わった。来年も沖縄にて開催される予定となっている。
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