9月20日~22日にかけて、埼玉県立武道館(埼玉県上尾市)において日本スポーツマスターズ2014空手道競技が開催された。
男子40歳、女子35歳(形は40歳)以上の出場者中、最高齢は福岡県の宮野茂選手。なんと御年90歳で、今年4年連続出場を果たした。
卒寿での出場にあたり特別精励賞を受賞し、宮野選手は「(今回の受賞は)人生最高の喜びです。来年も出場して、5年連続出場を目指します」と笑顔で語った。
女子形1部(40~49歳)では、初出場の岡島周子選手(福井県)がスーパーリンペイで初優勝。3ー2と僅差で細田朝野選手(沖縄県)の5連覇を阻止し、新女王に輝いた。また、女子形2部(50歳以上)は波乱の展開に。昨年11度目の優勝を果たしていた神奈川県の山田安子選手が準々決勝で無念の敗退。決勝戦は加藤ゆかり選手と高橋ちよ選手の東京都対決となり、加藤選手はマツムラバッサイで勝利を決し感極まった表情を見せた。女子組手1部(35~39歳)では、元全日本チャンピオンの小島万記選手(静岡県)が的確な攻撃で点数を重ね、初出場初優勝を果たした。2001年のマスターズ空手道競技開始以来、静岡県の優勝者は初となる。
男子形2部(50~59歳)では、山梨県の長谷川伸一選手が昨年5度目の優勝を達成した藤本治豪選手(東京都)を破り王座に就いた。また、長谷川選手は組手3部でも準優勝を果たし目覚ましい活躍を見せた。男子の組手7部(70歳以上)では、小西功一選手(埼玉県)が今年6部(65~69歳)から7部に上がってきた木村政勝選手(大阪府)に勝利。パワー溢れる木村選手に対し鋭い突きで応戦した小西選手は、地元・埼玉県で初の7部優勝を果たした。
女子組手1部優勝・小島万記選手
男子組手7部優勝・小西功一選手
女子形1部優勝・岡島周子選手
女子形2部優勝・加藤ゆかり選手
男子形2部優勝、男子組手3部準優勝・長谷川伸一選手
特別精励賞を受賞した宮野茂選手(90歳)
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