2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、5月11日都内で会見、開催地による追加種目の絞り込みに向け、希望する各競技団体への応募概要を示し、募集を開始したと発表。
応募可能な競技団体は、「国際オリンピック委員会(IOC)が承認する国際競技連盟で、現時点で2020年大会に含まれない夏季競技を統括している団体」とした。
この日、組織委員会が発表した応募可能な競技団体は、すでに立候補を表明している空手道、野球・ソフトボール、スカッシュ、綱引き、ビリヤードなどの他、立候補は表明していないが、相撲、クリケット、アメフット、チェスなどといった合計33の国際競技連盟(IF)。
この33の国際競技連盟に対し、競技人口や世界的な広がり、大会の開催実績などの質問項目を記載した応募書類を既に送付したと報告。応募書類の提出期限は6月8日となっている。
選考に向けての主要原則は、(1)若者へのアピールを中心に、オリンピック・ムーブメントとその価値を推進するものであること。(2)東京2020大会のビジョンを反映して、日本での機運を高め、世界中の新たな聴衆を巻き込むことにより大会に付加価値をもたらすものであること。(3)選考手続きは、開かれた公平なものであること。
今後は、6月22日までに書類選考を行い、通過した団体を対象に8月初旬にヒアリングを行い選考し、9月30日までにIOCに提案する種目を決める。
追加種目は来年のIOCの理事会で種目の選定基準が示され、その後8月のIOC総会で決定される。
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