世界空手連盟(WKF)公式サイトにおいて、来年、2019年1月1日から実施される新たな競技規定が公開された。
Kata and Kumite Competition Rules for 2019
https://wkf.net/pdf/rules/wkf-competition-rules-2019_en-pdf-en-764.pdf
2020東京オリンピックに向け、兼ねてから話題に上がっている形種目の判定を点数制へ変更することについて、ついに、この競技規定で明文化された。主な内容は以下の通り。
1)1人が演武し、7人の審判が判定
2)各審判員が、「Technical performance(技術点)」と、「Athletic performance(競技点)」をつける。
3)「Technical performance」と「Athletic performance」それぞれで最高点と最低点を2つずつ除いた点を合計する
4)それぞれの合計点を「Technical performance」は70%、「Athletic performance」は30%にし、点数を合計
5)以上が、各選手の点になる。
6)1〜4をグループ内の各選手で行う。
勝ち上がり方は、従来のトーナメントではなく、グループで上位に入ることで次のラウンドに進むというシステムだ。
また、組手においても女子組手の試合時間がこれまでの2分から、3分に延長された。
WKF公式戦での実施は、2019年1月23日〜25日にフランスで行われる「KARATE1プレミアリーグ2019 パリ大会」が予定されている。日本での施行についても注目される。
JKFanでは、この形種目点数制へのルール変更において、JKFan2018年10月号、11月号などでトライアルの様子を紹介してきた。
今後も、詳細が分かり次第、続報をお届けする予定。
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