スペイン・マドリードで開催中の『KARATE1プレミアリーグ2019 マドリード大会』。12月1日の大会最終日は、全種目の3位決定戦と決勝が行われた。日本は、金1銀1銅6のメダルを獲得した。
自費参加で挑戦の女子団体形、梅景唯・清水那月・小川彩月のチームが日本唯一の金メダルに輝いた。決勝ではポルトガルのチームとのクルルンファ同士の対決。相手に1.0点以上の差をつけての勝利で、観客から大きな拍手を受けての優勝となった。
一方、個人戦では金メダルなしという、近年稀に見る最低の結果となった。
個人で唯一決勝に進んだ女子個人形の清水希容は、地元・スペインのサンドラに敗れ銀メダル。そして、組手は銅メダル2つのみという苦しい結果になった。男子組手-84kgの荒賀龍太郎は、前日に世界ランク1位のトルコのアクタスに惜敗しこの日の3位決定戦に回った。3位決定戦では、モロッコの若手選手を退けて、ここはきっちりと銅メダルを保持。
苦しい日本勢のなかでも若手に一筋の光が。女子組手-50kgで大学1年生の田畑梨花が銅メダルを獲得。2018年のユースオリンピック銀メダリストが、シニアで結果を残した。
2019年のシニア国際大会はこれで最後。来年1月からは、シニア国際大会の出場は全空連指定の選手のみに限られ、いよいよオリンピック本番にむけた戦いになる。
★日本選手のメダリスト
女子団体形:研心館(梅景唯・清水那月・小川彩月) 金メダル
女子個人形:清水希容 銀メダル
女子個人形:大野ひかる 銅メダル
女子個人形:岩本衣美里 銅メダル
男子個人形:本一将 銅メダル
男子個人形:金城新 銅メダル
女子組手-50kg:田畑梨花 銅メダル
男子組手-84kg:荒賀龍太郎 銅メダル
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