1月26日、『KARATE1プレミアリーグ2020パリ大会』の大会最終日が実施された。全種目の3位決定戦と決勝が行われ、日本選手は金メダル1、銀メダル2、銅メダル3の合計6個のメダルを獲得した。
日本唯一の金メダルとなった男子個人形の喜友名諒が、驚異的な形競技の記録を作った。
2018年以来2年ぶり、点数制の判定となった2019年以降では初となるアーナンダイの決勝演武。それが28.68点の高得点、技術点20点超えが史上初、そして審判の一人がなんと技術点・競技点ともに10点満点を記録するという衝撃的な点数となった。対戦したスペインのダミアンに1.6点の大差をつけて勝利し優勝を果たした。
喜友名をはじめ出場した形選手が全員勝利しメダルを獲得した一方で、組手選手はこの日出場した全ての選手が敗れる(荒賀龍太郎は棄権)など課題を残した。
なお、今大会の成績を経て、全空連の2020年ナショナルチームシニア強化計画に基づき、東京2020オリンピックの日本代表候補選手に内定する条件を満たす選手に男子組手+75kgの荒賀龍太郎が追加された。すでに内定条件を満たしている男子個人形の喜友名諒、女子個人形の清水希容、男子組手-75kgの西村拳と合わせ、4人目になる。
【日本代表選手の結果】金1銀2銅3
女子個人形:清水希容 銅メダル
女子個人形:大野ひかる 銅メダル
男子個人形:喜友名諒 金メダル
男子個人形:本一将 銅メダル
女子組手-50kg:宮原美穂 銀メダル
女子組手-55kg:山田沙羅 3回戦
女子組手-61kg:染谷真有美 1回戦
女子組手-61kg:森口彩美 5位
女子組手-68kg:染谷香予 5位
女子組手+68kg:植草歩 5位
男子組手-60kg:佐合尚人 5位
男子組手-67kg:篠原浩人 3回戦
男子組手-75kg:西村拳 2回戦
男子組手-75kg:崎山優成 5位
男子組手-84kg:荒賀龍太郎 銀メダル
男子組手+84kg:香川幸允 2回戦
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