4月30日から開催された、『KARATE1プレミアリーグ2021リスボン大会』。5月2日の最終日はメダルマッチが行われた。
5選手がメダルマッチに進んだ日本選手団は、女子個人形の大野ひかるが金メダルを獲得。決勝は香港のグレースとの対戦で、パープーレンを演武した大野が26.94点を記録し、グレースのチャタンヤラクーサンクーに約1.0点差をつけて勝利した。無観客の独特の雰囲気のなか、高い実力を見せた。
2016年の世界選手権団体形チャンピオンの大野。翌2017年1月に個人形での挑戦を始めて初のプレミアリーグパリ大会で優勝。今大会、プレミアリーグでは実にそのとき以来の優勝になる。五輪前最後のプレミアリーグである本大会を制し、一つの節目での金メダルとなる。目指すは今年11月の世界選手権、ますますの飛躍を誓う。
また日本選手団では、3位決定戦に進んだ男子個人形の本一将と女子組手-50kgの宮原美穂が銅メダル。女子組手-61kgの染谷真有美は5位。決勝に進んだ男子組手-84kgの荒賀龍太郎は決勝を棄権し銀メダルだった。
そして、フィリピン代表でオリンピック出場を目指す女子組手-50kgの月井隼南が初優勝!決勝はカザフスタンの選手を相手に緊迫する試合展開のなか、中段蹴りを一閃。2ー0で勝利した。今大会、嬉しい自身初のプレミアリーグ決勝進出から一気に頂点を極めた。
今大会は東京2020オリンピック出場権獲得ポイント対象大会で、日本選手はこれですべての種目でのオリンピック代表を事実上確実にする選手が決まった。
【日本代表選手の結果】金1銀1銅2
女子個人形:大野ひかる 金メダル
男子個人形:本一将 銅メダル
女子組手-50kg:宮原美穂 銅メダル
女子組手-55kg:山田沙羅 3回戦
女子組手-61kg:染谷真有美 5位
女子組手-61kg:森口彩美 2回戦
女子組手-68kg:染谷香予 4回戦
女子組手+68kg:植草歩 3回戦
男子組手-60kg:佐合尚人 4回戦
男子組手-67kg:篠原浩人 2回戦
男子組手-75kg:西村拳 4回戦
男子組手-84kg:荒賀龍太郎 銀メダル
【東京2020オリンピック日本代表候補事実上確実の選手】
女子個人形:清水希容
男子個人形:喜友名諒
女子組手-55kg:宮原美穂
女子組手-61kg:染谷真有美
女子組手+61kg:植草歩
男子組手-67kg:佐合尚人
男子組手-75kg:西村拳
男子組手+75kg:荒賀龍太郎
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