9月号(7月20日発売)の連載「先生の特別授業」は「近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校」の柿迫健先生です。

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柿迫健先生(左)

6月26日(土)、連載「先生の特別授業」の取材で広島県福山市の「学校法人近畿大学 近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校」を訪れました。

同校は、1960年に前身の福山電波工業専門学校として創設され(翌年に福山電波工業高等学校を設置)。1972年には、学校法人近畿大学に移管し近畿大学附属福山高等学校として発足しました。1994年には近畿大学附属福山中学校を併設、2013年には校名を現在の近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校に変更し、来年には近畿大学に移管し50年になります。

近畿大学に移管時から「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人、になろう」を校訓として定め、高等学校においては、地域の進学校として大学進学に力を入れているほか、部活動では柔道部が金鷲旗高校柔道大会で優勝、硬式野球部はプロ野球選手を輩出しています(近畿大学移管以前も含む)。

空手道部は、以前は同好会として活動していましたが、2013年に現監督の柿迫健(かきさこ・けん)先生が同校に入職し、空手道部として活動を始めました。広島県三原市出身の柿迫先生は、6歳から日本空手松涛連盟三原支部(故・児玉佳也先生)で空手を始め(小学校5年時には松涛連盟全国大会の組手で優勝)、広島県立海田高校から近畿大学工学部へ進学し、ともに空手道部で研鑽を積みました。
高校時代は、個人での競技実績はありませんでしたが、団体形で全国高校選抜へ出場しました。近畿大学工学部空手道部では、松元和昭監督のもと2年生から団体戦のメンバーになり、4年時には主将を務め、西日本大学選手権ベスト4、全日本大学選手権ベスト8の実績を残しました。

大学卒業後は、近畿大学の附属学校である近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校に入職。講師を経て、現在は中学校の技術科の教諭を務めています。また、入職した年に空手道部顧問・監督となり現在に至ります。

空手道部顧問・監督に就任後は、〝本気で無理する〟と〝不撓不屈〟を部のモットーに、日頃から何か目標に対して諦めず、努力し続ける姿勢を持つことが大切と部員達に指導しています。当初は経験者1名・未経験者5名でスタートした部活も、少しずつ人数も増え、少しずつ結果につながり、2019年には全国高校選抜大会男子団体組手で初の全国への切符を勝ち取りました。

同校は、今春の全国高校選抜大会には、男子個人組手-76kg級(松本虎之空選手)で出場しました。今夏のインターハイには出場は叶いませんでしたが、現在、高校の部員達は来春の全国高校選抜出場を目標に日々練習に励んでいます。(中学校は8月の全国中学校選手権に出場)

柿迫先生にご自身の空手歴、指導法、今後の展望などをお聞きしました。
詳細は7月20日発売の「JKFan9月号」に掲載します。

柿迫健先生(左)

近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校空手道部の皆さん。取材時間には、柿迫先生がジュニア時代から親交のある金尾良文先生(広島県空手道連盟相談役・2列目右)が激励に駆けつけてくれた。(撮影時のみマスクをはずしました)

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