8月29日、東京武道館において第21回全日本少年少女空手道選手権大会「全少」の2日目、形種目が行われた。
今大会、全少としては点数制を初導入。ベスト8以上を点数制ルールで争った。高得点を記録する選手が続々で、小学生のレベルの高さが点数でも示されるかたちとなった。
ハイレベルを極めた1年生女子形の決勝、本多美羽選手(東京)と湯田優月羽選手(奈良)がなんと25.00点で同点、再演武に。ざわつく周囲、さらに全少の決勝という大舞台にもかかわらず、両選手は再演武でとても1年生とは思えない高い技術と精神力を見せた。両選手のすごさを感じさせるシーンだった。※
(※注:全空連は大会終了後、システム運用の不備を確認。両選手の素晴らしい競技を讃え、この種目の優勝者を2名とした。)
東京都チームは1年生女子形の本多美羽選手、2年生男子形の今川翔大選手、4年生男子形の小野心源選手と3人が優勝を果たした。
また沖縄県勢は4年生女子形の瑞慶山千寿選手、5年生男子形の前原広弥選手と2種目で優勝。特に前原選手は3連覇を達成(2020年大会の中止を挟む)。両選手とも劉衛流龍鳳会の所属で、喜友名諒・金城新・上村拓也ら世界で活躍する日本代表選手の背中を追うキッズ選手たちが活躍を見せた。
3年生男子形の勝嶋亮太選手、6年生女子形の奥村和叶選手が嬉しい初優勝を果たした京都府チーム。こちらも2種目を制した。
総合優勝の位置付けとなる都道府県対抗文部科学大臣旗は、男子は東京都、女子は大阪府が獲得した。
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【大会全結果】
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【大会2日目 各種目優勝者】
1年女子形 本多美羽(東京)・湯田優月羽(奈良)
1年男子形 東條泰介(福岡)
2年女子形 黄碧純(大阪)
2年男子形 今川翔大(東京)
3年女子形 浅野美紀(神奈川)
3年男子形 勝嶋亮太(京都)
4年女子形 瑞慶山千寿(沖縄)
4年男子形 小野心源(東京)
5年女子形 佐藤凛子(大分)
5年男子形 前原広弥(沖縄)
6年女子形 奥村和叶(京都)
6年男子形 石川皇輝(埼玉)
5年生男子形で優勝の前原広弥選手(沖縄)。3連覇!
ハイレベルの大接戦となった1年生女子形の決勝、本多美羽選手(東京=赤)と湯田優月羽選手(奈良=青)。両選手とも素晴らしい演武を見せた。
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