11月16日(火)、連載「先生の特別授業」の取材で大阪府松原市の「学校法人阪南大学 阪南大学高等学校」を訪れました。
同校は1939(昭和14)年に2年制の大鉄工学校として創立したことに始まります。その後、戦後の1948(昭和23)年には大鉄高等学校として普通科と商業科を設置(男子校)。1986年に現校名の阪南大学高等学校へと改称し、2000年には一部コースにて男女共学制を実施。2010年には完全男女共学校になりました。同校は「誠実・努力・思考」を校訓とし、社会に貢献する人材の育成をめざしています。
部活動では硬式野球部が甲子園で通算9勝を数え、プロ野球選手も多く輩出しています。また、近年はサッカー部が大阪府内の強豪として活躍し、今夏には全国高校総体へ4大会連続出場したほか、本年末開催の第100回全国高校サッカー選手権大会に出場を決めています。
空手道部は古くから同好会として活動していましたが、現在空手道部の顧問を務めている横山博一先生が顧問に就任した2006年に正式な部として創部されました。
高知県出身の横山先生は、同校に入職するまでは空手経験はなく、小・中学校はサッカーをやっていました。高知学芸高校から高知大学理学部に進学し、岡山大学大学院を経て、阪南大学高校へ数学科の教諭として採用され、同時に空手道部の顧問となりました。その後は、基本的には自身で空手を勉強しながら生徒と一緒に練習して空手の技術を身につけていったといいます。
部活の指導者になってからは、「空手道という競技を通じて1つの目標に向かって一致団結できる喜びを感じることができるクラブにする。さらに、絶えず変化するルールの中で最も有効なスタイルを模索するようにしています」(横山先生)。また、顧問に就任した当初から大阪高体連空手道専門部での事務方の業務にも携わり、さらに審判員としても活動をしつつ、自身の指導力向上に努めています。
同校は、今春の全国高校選抜大会には男子団体形で出場。現在部員達は、来春の全国高校選抜出場を目標に日々練習に励んでいます。
横山先生にご自身の空手歴、指導歴、指導法、今後の展望などをお聞きしました。
詳細は12月23日発売のJKFan2022年2月号に掲載します。
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