【世界選手権1日目】日本大苦戦。大混戦の世界空手、エジプトが3種目決勝へ

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11月16日、UAE・ドバイにおいて「WKF第25回世界空手道選手権大会」が開幕した。
大会初日は個人組手5種目の予選が行われた。

コロナ禍のため、組手大国のイラン、女子組手の有力選手集う中国からの選手が欠場となった本大会。
それでも、世界のレベルは高い。日本選手は大苦戦を強いられ、5選手とも序盤で敗れた。

この日躍進をしたのがエジプト、3種目で決勝進出を果たした。男子-75kgでは、オリンピックに出場したアブデラジズが決勝へ。また-84kgでは派手な組手で目を引くを新星・バダウィが現れた。初戦で前回世界選手権王者のイバン(クロアチア)に勝利すると、タイミングや変化の豊富な蹴り技を次々と決めて勝ち上がった。また女子+68kgでもオキラが決勝に進んだ。

女子-68kgでは、オリンピック銀メダリストのイリーナ(アゼルバイジャン)がさすがの強さを見せて決勝へ。どんな展開からでも勝利に持っていける、ゲームメイクの巧さが光る。前回に続き世界選手権2連覇に王手をかけた。

大会2日目は残りの個人組手5種目の予選が行われる。

【決勝進出者】
女子組手-68kg:SEMERARO SILVIA (ITA)/ZARETSKA IRINA (AZE)
女子組手+68kg:TORRES GARCIA MARIA (ESP)/OKILA MENNA SHAABAN (EGY)
男子組手-75kg:ABDELAZIZ ABDALLA MAMDUH (EGY)/OTABOLAEV DASTONBEK (UZB)
男子組手-84kg:HUAIQUIMAN FABIAN (CHI)/BADAWY YOUSSEF(EGY)
男子組手+84kg:ARKANIA GOGITA (GEO)/MARINO SIMONE (ITA)

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