6月23日発売(8月号)の連載「あなたのまちの空手道場探訪」は「今光道場」(福岡県北九州市)です。

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5月30日(月)、「あなたのまちの空手道場探訪」の取材で「今光道場」(代表:岩﨑政二先生)を訪れました。

今光道場は、現代表の岩﨑政二先生の父・岩﨑政典先生によって、1970(昭和45)年に北九州市若松区今光の地に設立された歴史のある道場です。
代表の岩﨑政二先生は、3歳から父の道場(糸東流)に入門し空手道を始めました。小学校低学年から組手の選手として活躍し、高校は地元の県立若松商業高校に進学し、全九州高校大会に個人組手で出場した実績を持ちます(1年次は空手道同好会、2年次以降は空手道部に昇格)。高校卒業後は、地元の民間企業に就職し、1994(平成6)年から今光道場にて父を手伝いながら指導者としての道を歩み始めました。

そして、1996(平成8)年には、現・世田谷学園空手道部監督の蚊野顕佳さんが、アジアジュニア空手道選手権大会男子個人組手14歳の部で優勝。翌1997年(平成9)年には、第5回全国中学生空手道選手権大会男子個人組手で山田拓さんが準優勝。2001(平成13)年には、第9回全国中学生空手道選手権大会男子個人組手で蚊野顕佳さんの弟・蚊野准弥さんが優勝するなど、立て続けに活躍選手を輩出しました。 

その後、2006(平成18)年に父の引退に伴い、岩﨑先生が道場の代表として引き継ぎ、現在に至っています。

今光道場では、「心優しく、思いやりのある人間形成」を道場のテーマに日々活動しています。「きっちり挨拶するなど、礼儀の面ではしっかり指導しています。もちろん、大会に出る以上は子ども達に勝って欲しいとは思いますが、強い道場と言われるよりも、礼儀を褒められることが嬉しいです。父母の会の協力もあり、道場を引き継いで16年になりますが、何とかやってこれました」(岩﨑先生)。

その上で、岩﨑先生をはじめ、経験豊富な指導員が、基本を重視し形と組手の稽古をバランスよく行い、また、ひとつの考えに固執せずに常に新しい練習方法を取り入れ、道場生の成長段階に合わせながらレベルアップを図っています。

近年では、2019年彩の国杯第13回全国中学生空手道選抜大会1年生女子組手で梶原ななさん(自由ケ丘高校2年)が第5位に入賞、昨年の第29回全国中学生空手道選手権大会男子個人組手で梶原神楽君(浪速高校1年)が第5位に入賞、また本年のジュニアナショナル強化選手(カデット男子組手-63kg)に選ばれるなど、コンスタントに競技で活躍できる選手が育っています。

岩﨑先生に、ご自身の空手歴や道場の沿革、指導法、今後の展望などお聞きしました。

詳細は6月23日発売(8月号)に掲載します。

代表の岩﨑政二先生。

今光道場の皆さん。

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