4月14日〜16日、カナダにおいて「KARATE1シリーズA2023 リッチモンド・バンクーバー大会」が開催された。
形種目で、岐阜県を拠点にする2選手が優勝を飾った。男子個人形では、アメリカの知念レイ明優がシリーズA初優勝。現在は西濃運輸(岐阜県大垣市)に所属、同志社大学時代に2019世界U21の優勝経験がある。その時以来の国際大会挑戦で、見事に優勝を果たした。
女子個人形では、岐阜県関市の中部学院大学2年・中路陽沙未が大躍進の金メダル。済美高校時代に高校選抜準優勝、ユースリーグ優勝などの経験がある中路、今大会でシニア初優勝に輝いた。第3ラウンドのチャタンヤラクーサンクーで42.6点、決勝のチバナノクーサンクーで42.4点を記録した。
また組手の日本勢は、3選手が優勝した。全日本王者・女子組手+68kgの澤江優月(テアトルアカデミー)は圧巻の強さを見せた。女子組手-68kgの八頭司歩(バルコム)は、今年から国際大会を転戦する中で、今大会が嬉しい初の金メダル。妹・明は銅メダルで姉妹メダル獲得。男子組手-60kgでは、橋本大夢(佐賀県スポーツ協会)と近藤世渚(近畿大学)の日本勢対決の決勝が実現し、橋本が金メダルを獲得した。橋本は出場したシリーズA大会2連覇、昨年のアジア選手権も含め、国際大会で3連続メダル中だ。なお全日本3連覇の崎山優成(近畿大学工学部職員)は、銀メダルだった。
今大会は、2023年のシリーズAの3大会目である。51の国と地域から、400名が出場した。大会を経て、世界ランキングの更新もなされている。
【大会結果】
【トーナメント結果】
【最新世界ランク】
【日本出場選手 結果】
女子個人形:中路陽沙未 金メダル
女子個人形:大内美里沙 銀メダル
女子個人形:岩本衣美里 銅メダル
女子個人形:山田和花 銅メダル
女子個人形:東佐江子 7位
女子組手-50kg:田畑梨花 銅メダル
女子組手-55kg:八頭司明 銅メダル
女子組手-68kg:八頭司歩 金メダル
女子組手+68kg:澤江優月 金メダル
男子個人形:下村世連 銅メダル
男子個人形:甲斐絢人 銅メダル
男子個人形:大槻瑛士 5位
男子個人形:佐藤優輝 5位
男子個人形:菊地凌之輔 7位
男子個人形:米山悠介 ラウンド3
男子個人形:印口翔太 ラウンド3
男子個人形:竹内誠竜 ラウンド3
男子組手-60kg:橋本大夢 金メダル
男子組手-60kg:近藤世渚 銀メダル
男子組手-67kg:芝本航矢 4回戦
男子組手-67kg:本並大河 2回戦
男子組手-75kg:崎山優成 銀メダル
男子組手-75kg:鈴木舜士 4回戦
男子組手-75kg:崎山慶成 2回戦
【メダルマッチ WKF公式YouTube 配信】
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