5月31日(水)、「あなたのまちの空手道場探訪」の取材で「日本空手道大濤会 大隅修武会」(代表:松元和成先生)を訪れました。
大隅修武会がある鹿児島県鹿屋市は、九州南東部の大隅半島中央部に位置し、温暖な気候と豊かな自然を活かした農業・畜産が盛んです。古くから空手が盛んな地域で、県立鹿屋工業高校は、全国大会で複数回の優勝経験があります。
大隅修武会は、現代表の松元和成先生によって、鹿屋市吾平(あいら)の地に2002年に設立されました。代表の松元先生は、鹿児島県肝付町(旧高山町)で生まれ、空手は親類のおじさんの影響で小学校5年から始めました(当時の高山修武会・馬場光広先生)。「3歳下の弟(松元和昭氏・鹿屋工業高校OB、現全日本ナショナルチーム監督、近畿大学工学部空手道部監督)が、その年の4月に先に入門していました。自分は逃げていましたが(笑)、おじと母にも言われて8月に入門しました」。
中学、高校と形・組手双方の選手として活躍し、県立鹿屋高校在学中は、鹿児島県大会個人形で優勝。高校卒業後は、吾平町役場(現・鹿屋市役所)に就職し、修武会にて指導の手伝いをしながら30代中盤まで国体に4度出場しました。
その後、2000年に先代から道場の代表として引き継ぎ、2002年には新たに大隅修武会を立ち上げ、現在に至ります。
大隅修武会では、設立以来「精神と身体を鍛え上げる」を道場のテーマに活動し、伝統的な武道の形に斬新な組手の技術を取り入れ、競技では全国大会で活躍する選手の育成を目指しています。
昨年末には自宅裏に新道場を建設した松元先生。「修武会宗家の野上修一先生から教わった形を、1人でも多くの人に伝承していきたいという思いから、道場建設を決意しました」。
代表の松元和成先生にご自身の空手歴、道場の沿革、指導法、今後の展望などについてお聞きしました。
詳細は6月22日発売の「8月号」に掲載します。
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