【皆さんのおかげで成長できた】植草歩、競技生活引退会見で感謝伝える

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9月24日、競技生活の引退を表明していた植草歩さんが、都内で引退会見を開いた。

女子組手+61kg級の日本代表としてTOKYO2020オリンピックの空手競技を戦った植草さん。以降もプレミアリーグ年間王者やアジア選手権優勝などキャリアを重ね、今年5月に競技生活の引退を表明、7月の国際大会「フィリピン守礼堂インターナショナルカップ」をもって選手引退をした。

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この日の会見には、約40のメディアが来場。植草さんは会見でのあいさつの冒頭、「今日、お話する内容を何度も考えたんですけど、いろんなことが思い浮かんで・・・」と思いが込み上げ、涙した。会見では、駆けつけたメディアの方々に、これまでの取材、報道などを通じ、空手を多くの方々に知ってもらう機会ができたことへの感謝を伝えた。

植草さんと言えば、空手のオリンピックムーブメントの象徴であろう。メディアから数多くの特集を受けた。全空連の広報指定選手となり、オリンピックに向かう「空手界の顔」として、自身もブログでの発信やSNSの活用など、早くから空手の発信に励んだ。スポーツ界に「空手選手」の地位を確立させ、広く多くのファンが増えていった。

一方で、注目されることからくる重圧、密着取材などでネガティブな面も取り上げられることで、葛藤もあったという。それでも、応援してくれる方々の支え、重圧を乗り越えようと励むこと、ネガティブな自分自身のことも受け入れて前に進む気持ちになれたこと、全てが「自身の成長につながった」と深い感謝を述べた。

今後は、母校の日体大柏高校空手道部での指導を通じ、後進の育成に励む。またファッション誌「la farfa」の専属モデルになったことも公表した。

会見の様子はテレビ・新聞など多くのニュースで取り上げられた。

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