第18回JKFan杯武蔵国空手道親睦大会結果

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第18回JKFan杯武蔵国空手道親睦大会

2024年(令和6年)11月24日(日)「第18回JKFan杯武蔵国空手道親睦大会」が、アスカル幸手(幸手市民文化体育館)にて開催され、1,100名を超える選手が参加し競技が行われた。

JKFan杯武蔵国空手道親睦大会の“武蔵国”とは、かつて東京都・神奈川県(一部)・埼玉県周辺の地域がそのように総称されていた。この大会名も元々は関東圏を中心とした参加者が多かったことに由来している。しかし、第18回目を迎える現在では、武蔵国をはるかに超えて北は青森県から、西は滋賀県からもご参加いただき合計83団体、個人戦は形・組手を合わせて総数1,100名を超える大きな大会へと年々進化している。例年は組手競技のみの開催であったが、今年は小学生から中学生のみ形競技も行った(組手競技は例年通り、小学生からマスターズまでを対象に行ない、団体戦も実施)。

全10コートで開催された当大会は、どのコートも非常に白熱した試合が展開されていた。今年の総合優勝は昇道館(宮城県)。個々の技術レベルが高いことはもちろん、組手競技においては選手一人一人が粘り強くポイントを取りに行こうとする前向きな姿勢が見受けられた。

また、試合前に行われた開始式で来賓としてお越しいただいた松井完太郎国際武道大学学長の挨拶に感銘を受けたのは、筆者だけではないはず。内容は、国際オリンピック委員会が宣言するオリンピック精神を例に挙げ、大会名に掲げられた“親睦大会”が意味する部分について触れられており、この大会が単に勝利のみを追求する場ではなく、選手それぞれがベストを尽くし、互いに敬意を払いながら技術を試し合う場になることで、オリンピック創設者のピエール・ド・クーベルタンも嫉妬するようなオリンピック精神を体現する大会にしてほしいとの激励を頂戴した。

この話と繋がるように今年の大会テーマは「万里一空」であった。大会プログラムの1ページ目にも記載されていた通り、参加者がひとつの目標に向かい、それを通じて今後も広い視野を持って突き進んでほしいとの想いが込められている。テーマは荒川尊祐大会会長が設定した。

最後に、この場をお借りして大会に参加してくれた方々には心より感謝申し上げますとともに、次回も人数等の規模だけに限らず、あらゆる面において更に進化できるよう努めてまいりますので、来年もご参加賜りますようお願い致します。
(寄稿:白水修養会 殿山祐斗)

★大会詳細(入賞写真等)は、2月21日発売のJKFan4月号にて掲載予定★

上位入賞者・入賞団体は以下のとおり。

第18回JKFan杯武蔵国空手道親睦大会
(2024年11月24日(日) アスカル幸手(幸手市民文化体育館))
主催 白水修養会
協力 幸手市・北葛飾郡空手道連盟・国際武道大学空手道部
協賛 (株)チャンプJKFan・ヒロタ・守礼堂・東京堂インターナショナル・Budo sports Pro shop

《形》
◆小学1年男子[優勝]立花理人(虎優会)[準優勝]土岐琢真(仙武会)
◆小学2年男子[優勝]澤田善生(一空会)[準優勝]井上晃太朗(仁悠会)[第三位]小島悠平(仁悠会)/岡村優之介(白堊会新郷)
◆小学3年男子[優勝]能登陽彩(正心館)[準優勝]柴山昊征(千葉拳成会)[第三位]新井仁(高津道場)/伊禮蒼空(一空会)[第五位]植竹新之介/今井匠之介/山田蒼心/仲村徹真
◆小学4年男子[優勝]青野晃典(一空会)[準優勝]井上文太(仁悠会)[第三位]今泉翔琉(昇道館)/山田大寿(象馗会)
◆小学5年男子[優勝]阿部大和(エムアイ)[準優勝]佐々木禅(昇道館)[第三位]鈴木槙之助(舎人道場)/穂積怜旺(明桜塾)
◆小学6年男子[優勝]髙橋隼人(象馗会)[準優勝]鈴木諒(象馗会)[第三位]山本翔政(川口空手A)/渡辺空大(仁悠会)
◆中学1年男子[優勝]松前徹太(昇道館)[準優勝]根本匠真(象馗会)[第三位]伊禮澄海(一空会)/平良怜央(陽心)
◆中学2・3年男子[優勝]落合蓮(秀明八千代)[準優勝]乾倖太朗(明鴻会)[第三位]松下真大(秀明八千代)/蟹谷春陽(川口空手A)
◆小学1年女子[優勝]澤田玲実(一空会)[準優勝]本田妃卯(長崎道場)
◆小学2年女子[優勝]大平愛莉(長崎道場)[準優勝]日比野七美(玄武館)[第三位]箕田千彩(長崎道場)/手塚陽梨(一空会)
◆小学3年女子[優勝]老川春陽(玄武館)[準優勝]山田和花(SKY)[第三位]野上心桜(仁悠会)/島田紬希(川口空手A)
◆小学4年女子[優勝]平野夏海(白堊会梁島)[準優勝]水津葵(SKY)[第三位]筧羽未(高津道場)/川口莉乃亜(勝武館本部)
◆小学5年女子[優勝]武藤真央(エムアイ)[準優勝]厂原紅(昇道館)[第三位]須釜蓮(白水修養会)/入江志穂美(杉並聖基館)
◆小学6年女子[優勝]堀本向日梨(白堊会梁島)[準優勝]澤田梨音(一空会)
◆中学1年女子[優勝]河合彩陽(川口空手A)[準優勝]大黒優璃(明鴻会)
◆中学2・3年女子[優勝]坪井菜穂(昇道館)[準優勝]中尾光希(秀明八千代)

《組手》
◆小学1年男子[優勝]作間司(一空会)[準優勝]草治壱之介(安倍川空手)[第三位]立花理人(虎優会)/渡辺敬昭(長崎道場)
◆小学2年男子[優勝]花田誠悟(仙武会)[準優勝]菊地丈(剛誠連合会)[第三位]儀武澄羽琉(白堊会梁島)/中山晃士朗(高津道場)[第五位]佐藤旭/小川颯介/岡山龍太朗/間庭碧一
◆小学3年男子[優勝]作間湊(一空会)[準優勝]五十嵐翔麻(昇道館)[第三位]森山新志(昇道館)/舛田一心(千葉拳成会)[第五位]根本恵伍/山内煌暉/尾崎琉一/安藤光陽
◆小学4年男子[優勝]髙平氷太(昇道館)[準優勝]大沢篤史(CHAMP)[第三位]大橋東眞(白堊会新郷)/江本悠真(Sky教室)[第五位]木村理葵/黒岩暁斗/角悠輝/石塚開成
◆小学5年男子[優勝]小田祐ノ辰(昇道館)[準優勝]草野陸空(長崎道場)[第三位]神酒怜心(一空会)/渡邉陽(石陽館)[第五位]佐野瑠毅/河内正誠/丸中敢太/松井悠真
◆小学6年男子[優勝]釘野義絆(仙武会)[準優勝]髙橋隼人(象馗会)[第三位]大石和斗(濤空会新鎌)/山本翔政(川口空手A)[第五位]大島宏仁/山田浩弥/鎌田雄生/河野大輔
◆中学1年男子[優勝]小田虎ノ辰(昇道館)[準優勝]栗原佑真(向上会)[第三位]涌井駿(明桜塾)/高橋大遥(大義道)[第五位]富澤響/高橋駿斗/高塩禅/籾山剛琉
◆中学2・3年男子[優勝]笹原要悦(昇道館)[準優勝]小軽米優空(煌心会)[第三位]富樫奨(SKY)/西村龍皇(如水会大和)[第五位]栃金瑛音/落合蓮/林天翼/佐々木蓮
◆少年男子[優勝]齊藤珀伸(秀明八千代)[準優勝]岡部直斗(秀明八千代)[第三位]寺西孟虎(名空会金沢)/大内風虎(花咲徳栄)[第五位]花井碧音/金井侑晟/村橋伊織/清水啓斗
◆成年男子[優勝]細沼直生(明鴻会)[準優勝]濱田大樹(武道大学)[第三位]柘植恢人(武道大学)/清水大樹(禅心館)
◆マスターズ40男子[優勝]植田勝行(CHAMP)[準優勝]金田智(白水修養会)[第三位]吉田勝彦(遷喬会)/佐藤裕之(白堊会梁島)
◆マスターズ50男子[優勝]中村善行(濤空会新鎌)[準優勝]重松洋二(逞優会)
◆小学1年女子[優勝]細田莉心(CHAMP)[準優勝]本田妃卯(長崎道場)[第三位]中山心葵(公道会野木)/高橋華音(濤空会新鎌)
◆小学2年女子[優勝]大平愛莉(長崎道場)[準優勝]箕田千彩(長崎道場)[第三位]小池杏(誠武館)/松井陽茉利(大義道)
◆小学3年女子[優勝]石山真穂奈(仙武会)[準優勝]原口未悠(長崎道場)[第三位]菊地七夢(濤空会新鎌)/三橋杏奈(仙武会)
◆小学4年女子[優勝]飯沼倖(仙武会)[準優勝]吉田湊海(大義道)[第三位]美馬咲心花(仙武会)/高橋若菜(大心館)[第五位]吉田羽那/吾妻杏菜/菱沼こころ/古橋結菜
◆小学5年女子[優勝]福田理知(長崎道場)[準優勝]赤間美ノ空(昇道館)[第三位]三橋愛莉(仙武会)/反町吏杏(桜真館)[第五位]千葉和奏/石島愛絆/小池凜/鈴木望来
◆小学6年女子[優勝]土屋彩芭(昇道館)[準優勝]北山悠里(掛園道場)[第三位]須永理歩(向上会)/榎本ひまり(白堊会新郷)
◆中学1年女子[優勝]森楓(仙武会)[準優勝]荒木風花(龍虎会(小林))
◆中学2・3年女子[優勝]阪田乙樹(掛園道場)[準優勝]渡部心(仙武会)[第三位]鈴木蒼来(千葉拳成会)/倉持瑠璃(千葉拳成会)
◆少年女子[優勝]齊藤光咲(日体大柏)[準優勝]丸山彩綺(大義道)[第三位]今井ちさと(大義道)/菅谷葵(花咲徳栄)[第五位]成島史桜/黒澤美柚/薄井那菜/川上心那
◆成年女子[優勝]小村凛(国際武道大学)[準優勝]持田美海(国際武道大学)
◆マスターズ35女子[優勝]小島千恵子(仁悠会)[準優勝]丸山リサ(明鴻会)
◆マスターズ40女子[優勝]加藤史枝(桜真館)

《団体組手》
◆小学低学年[優勝]昇道館[準優勝]千葉拳成会A[第三位]仙武会B/安倍川道場
◆小学高学年[優勝]昇道館A[準優勝]仙武会[第三位]昇道館B/高津道場
◆中学生男子[優勝]濤空会新鎌[準優勝]白水修養会[第三位]昇道館/秀明八千代
◆中学生女子[優勝]昇道館
◆少年男子[優勝]秀明八千代A[準優勝]秀明八千代B
◆少年・一般女子[優勝]秀明八千代A[準優勝]大義道B
◆成年男子[優勝]国際武道大学A

《総合優勝》
JKfan杯獲得:昇道館(宮城)

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