2月15日(土)、東京都千代田区の帝国ホテル東京 孔雀の間(東西)において慶應義塾体育会空手部創部100周年記念祝賀会が開催されました。
1924(大正13)年、日本で最初の大学空手部として創設した慶應義塾空手部は、2024年に100周年を迎えました。
慶應義塾体育会空手部の歴史を遡ると、1924(大正13)年に慶應義塾「唐手研究会」として発足(船越義珍師範就任)。1929(昭和4)年には、5周年記念大会にて唐手を「空手」と改称し、「空手道」という名称を内外に宣言しました。その後、1932(昭和7)年10月15日、「慶應義塾体育会空手部」として承認されました。
1957(昭和32)年には、第1回全日本大学選手権が開催され、慶應義塾空手部は準優勝(流派を越えた本邦初の公式空手競技)。1968(昭和43)年には、三田新道場が建設。1992(平成4)年、日吉道場が改築。本年2025(令和7)年には、三田道場が改築され、新しい道場が完成予定です。
競技面では、慶應義塾体育会の特徴でもある文武両道を掲げ、選手は全日本大学選手権、全日本学生選手権、関東大学選手権、関東学生選手権等で活躍。
中でも、1970(昭和45)年、大阪で開催された第1回世界空手道選手権大会男子組手一本にて和田光二(当時3年)が優勝し、初代世界王者となりました。
近年では、昨年2024年には、第68回全日本学生空手道選手権大会女子形で山田和花(4年)が優勝。また、同じく2024年には、OGの尾野真歩(現キッコーマン株式会社)がWKF「KARATE1プレミアリーグ」女子形グランドウィナーとなるなど、国内外で活躍する多くの卒業生を輩出してきました。
祝賀会当日は、創部100周年を祝うために来賓、OB・OG、現役部員など計約460名が出席しました。
祝賀会では、髙田英亮空手部部長の開式の辞に始まり、奈藏稔久(一社)三田空手会会長の挨拶、笹川堯(公財)全日本空手道連盟会長の来賓祝辞、乾杯と続き、空手部の歴史をまとめた短編動画の放映、また、宮本卯之助商店による和太鼓のアトラクションがありました。
後半には、空手部部歌斉唱、部旗の継承、最後は、藤野利夫(公財)全国高体連空手道専門部前副部長による万歳三唱、近藤彰郎(一社)三田空手会副会長の閉会の辞にて会の締めがあり、創部100周年記念祝賀会は無事滞りなく終了しました。