海外指導(2009年 中国・西安市)

セミナー報告

この度、昨年発足した中国空手道協会の招きで、初級コーチの講習会の指導に行ってまいりました。西安市は以前長安と呼ばれていた中国歴史上、秦の始皇帝や項羽と劉邦の争った重要な基点となる地です。私は、司馬遼太郎の作品が好きで、三国志を読んで中国文化の持つ壮大な歴史に憧れていましたので、空手指導もさることながら3〜4回目となる中国の中でも西安に期待して行って来ました。

経済成長著しい中国でも、皇帝発祥の地である西安は、古い価値ある歴史の建造物を復活させた観光地が多く、たくさんの観光客が訪れる都市です。

中国政府の空手道協会が空手道に着目して、テコンドー・散打や武術(ウーシュー)が占めている武術会に、進出した理由としては、もちろん未来のオリンピック入りのスポーツ、また、空手道の道を中国人に示し、人間性の向上を目指したところにあると力説されていました。そんな、新しい空手道の歴史を作る初期に、お手伝いが出来ることは指導者として、大変名誉で嬉しいことでもありました。

余談は、本場の中華料理の味も楽しみではあります。日本では食べたことのない美味しい中華でした。

西村誠司

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