←第5回オープン・ド・パリ関連写真はこちら |
平成14年1月28日 活動報告 |
報告者 西村 誠司
|
■内 容■
女子個人形⇒
若林選手、メキシコの17歳ジュニア大会優勝者になんと一回戦で敗れる。その後敗者復活にて3位はキープ。男女共にパワーの形を表現する選手に軍配が上がる。今年のスペインまでには改良したい所である。
男子個人形⇒
ベネゼイラの選手に長谷川は敗れたのであるが、芯がぶれている箇所があるような形であった。こちら側からの目では長谷川有利と写ったのだが、やはりパワー重視の傾向にある。第3位。連続優勝ならず。
男子組手個人戦⇒
・藤村(アジア大会優勝の自信を持って戦っていたが、延長戦の末出鼻を取られた。極め不足の感)
・崎山(課題であるスタミナ不足を乗り切り、最後までダイナミックに攻め抜いた。会場から「サムライ」との声援あり)、
・樋口(1.2試合は危ない動きだったが、調子に乗って敗者復活戦では冷静に極める)、
・森(1回戦トルコの選手に1―10と力を出す前に敗退。硬さが目立つ)、
・国分(エストニアの選手に延長戦だったが、極める技がない。柔らかく動くことが必要である)、
・金澤(今回、先手必勝で4回戦まで駒を進めたが、打ち合いになると雑な攻めになり勝機を逃す)
・仁木(オープンに出場してレトニアの倍近い身長の選手にあたり、攻めあぐねたのか懐に飛び込み頭を付けるので無防備警告を取られ、勝ちを逃す)
女子組手個人戦⇒
・宮本(精神的にも落ち着いて動き、自信ある戦いぶりだったが決勝戦で慎重になりすぎ、あと一歩を勝機を?みそこねた。今後は終止攻めの組手をしてほしい)=EA
岩切(アジアでの自信を持って臨んだ試合だったがフランスの選手に蹴りと投げで沈んだ。今後の研究次第では世界にも行ける選手である)、
・笹(上段蹴りに甘い所を衝かれリズムに乗れないままフランスに敗れる)、
・渋谷(ベルギーの選手に合わせた組手をしてしまい、極める事が出来ない。いつもの切れの良い突っ込みが見られなかった)
■成 果■
シーズンオフに当たる年初めの大会であったので、練習不足を心配していたが4日間に渡る調整練習では、集中出来た。形に置いてはヨーロッパの審判がパワー重視に移行している事がはっきりとした。またデモンスレーションで魅せた分解演舞は慣れているなと思わせる動きであった。組手に置いてはやはり現地に入りヨーロッパの動き・リズムを?もうとあせる面が出て、本来の動きを出せないでいる選手が見られる。また、上段蹴りと崩しを研究し対応策を身に付ける必要がある。形・組手共に今年のスペイン世界大会に向け、明確な目標意識と研究・分析から自己啓発すべき点を見つけ、改革していかねばならない。
最後になりましたがフランス連盟及び現地在住の中橋秀利先生にはひとかたならぬお世話になりました。
|
大会・活動名:第2回全日本ナショナルチーム強化合宿
|
日
程
|
1月14日(月)
12:30 /
|
ソウル国際空港出発ゲート集合 |
13:00 /
|
結団式後出発、パリ着 |
1月15日(火)―18日(金)
9:30-12:00 /
|
練習(柔道オリンピックトレーニングセンター)
|
|
昼食後フリータイム |
19:00 /
|
夕食・ミーティング・最終日選手計量
|
1月 19日(土)大会初日
10:00 /
|
男子組手個人戦―80.―65.+80.形.−75
女子組手個人戦−60.+60 及び敗者復活戦・決勝戦
|
21:00 /
|
会場にて夕食後ホテルへ |
1月 20日(日)大会最終日
10:00 /
|
男子組手個人戦―60.―70.オープン
女子組手個人戦−53.形.オープン 及び敗者復活戦・決勝戦
|
1月 21日(月)
11:00 /
|
観光、昼食後フリータイム |
17:00 /
|
バスにて空港へ |
19:00 /
|
シャルルドゴール空港にて開団式 21:20パリ発 |
1月 22日(火)
福岡・成田・大阪各自の空港に向け、ソウルより帰着。解散
|
成
績
|
男子個人組手
-60L |
- |
-65L
|
藤村/二回戦負け対カルメーン |
-70L |
崎山・樋口/三位 |
-75L |
森/一回戦負け対トルコ |
-80L |
国分/二回戦負け対エトアニア |
80L超 |
金澤/四回戦負け対グリース |
オープン |
仁木/一回戦負け対レトニア |
|
|
女子個人組手
ー53L |
宮本/準優勝 |
-60L |
岩切/四回戦負け対フランス |
+60L |
笹/三回戦負け対スロバキア |
オープン |
渋谷/三回戦負け対ベルギー |
男子個人形:長谷川 三位
女子個人形:若林 三位
全種目14種目中 銀メダル1個 銅メダル4個 合計5個獲得
|