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第10回組西村誠司手テクニックセミナー指導内容
直線技で極める

日本人選手の素晴らしい技の特徴として、直線的な技が有ります。国際大会で素早くスピードに優る技を繰り出し、極める技は他国の選手の追随を許しません。世界大会ではリズミカルな揺さぶりやフェイント技が流行していますが、今回はあえて、直線的な動きの技を、再認識し、必勝技として身に付けて頂きたいと思います。やはり、スピードある技というのは瞬発力、反応力、筋力、下半身のリズム、極めが最大限に要求されます。普段の基礎体力トレーニングも欠かさない事が、素晴らしい技に繋がることを認識してください。


突き技(左構えで行なう場合)
  1. 左刻み上段突き(左は世界を制すの基本)寄り足を使い伸びる間合いで。
  2. 右上段突き(左刻みを加えて、相手を制しながら行なう。)
  3. 右中段突き(左手で相手の前拳を捌いて、同時に打ち込む)
  4. ワンツー(左の上段突きのあおりが大切である)
  5. 逆・逆(相手を下から覗くような低い攻撃を)
  6. 右上段追い突き(左手のあおりが大切である。)
  7. 右ワンツー(右上段追い突きに左中段突きを加える。)
  8. スリーパンチ(右拳から入り右で極める三段突き)

蹴り技 (左構えにて)
  1. 右前蹴り(上半身の力を抜き、ぶれないこと)
  2. 左前蹴り(寄り足を使い、左上段突きをフェイントとする)
  3. 右中段回し蹴り(同時に蹴りこむ早い動きで行なう)
  4. 左中段回し蹴り(小さな寄せ足で上半身をリラックスして行なう)
  5. 右上段回し蹴り(右膝頭を中央に持ってきて、直線的にスナップを放つ)
  6. 左上段回し蹴り(寄せ足を使い、左膝頭を少しインに入れる事)
  7. 右裏回し蹴り(相手の左前拳にぶつけるように)
  8. 左裏回し蹴り(相手の左拳をかいくぐるように)

コンビネーション技(左構えにて)
  1. 1. 左足払いから左刻み突き(左手を引かずにノーモーションで行なうこと)
  2. 右中段突きから左上段回し蹴り(相手が引く場合を想定し寄り足を使う)
  3. 左中段回し蹴りから左刻み突き(左蹴りに自分の体重を乗せて行く事)
  4. 右前蹴りから右上段追い突き(蹴りから突きの間を少しでも早く連続で)
  5. 右足払いから右裏拳(右手を引かないように気を付ける)
  6. 右追い突きから逆突き・右上段回し蹴り(上下を打ち分けること)
  7. 右足払いから右足刀蹴り(相手が足払いで逃げ、即座に反撃に出る所を蹴る)
  8. ワンツウーから飛び裏回し中段蹴り(裏回しは小さい回転で行なう)

注意#できれば胴ミット・パンチングミット二人に一組用意ください。
生徒には脳にインプットトレーニングとしてノート・筆記用具を持参させてください。
福岡大学空手道部 監督 西村誠司