■プライオメトリックトレーニング
4月にニューヨーク州アルバニーにあるレイクプラシッドU.S.Aオリンピックトレーニングセンターにて専任トレーナーからプライオメトリックトレーニングを教わってきましたので、ご紹介したいと思います。
トレーニングにはメデソンボール・縄跳び・ゴムボール・ジャンプバーなど利用しての全身運動をするのですが、今回は道具がないので道場で行えるジャンプを主体としたトレーニングを紹介します。プライオは現在、どのスポーツでも取り入れられており、空手界だけが遅い導入と言えます。
■プライオメトリックトレーニングとは
■プライオメトリックのメカニズム
筋肉を急激に素早く伸展させることによって伸張反射の働きが生じ、その直後により大きな筋収縮(短縮)を得ることが出来る。
★筋肉を急激に素早く伸展させることによって、筋や健に弾性エネルギーが蓄えられ、その直後により大きな筋 収縮(短縮)を得ることが出来る。
■プライオメトリックスの効果
筋の伸張ー短縮サイクル(ストレッチ・ショートニングサイクル)の機能を改善し、爆発的なパワー発揮能力を高めることが出来る。
◆爆発的なパワー発揮能力の向上により、これに関連するスプリント能力、ジャンプ能力、アジリティー(敏捷性)等を高めることが出来る。
■プライオメトリックトレーニングの注意点
一定レベルの筋力を身に付けている選手で、疲労した状態で行わず、傷害のあるものに対しては考慮する。
★全力を出しきって行えること。続けることが無理な状態にならないこと。
連続だと約15秒間ノンストップ、回数で行くと6〜10回までが最大のパワーを持続できる範囲である。
休みも行った時間は与えて、セット回数は3−6セットが適当と言える。
◆全体の運動時間として約45分間ぐらいが、運動連続時間として最大だろう。その後になると最大パワーが発 揮されないのでプライオトレーニングとして最適ではない。(爆発的トレーニング)