指導者の熱意、想いがいかに強くあり、選手との意志疎通が大切。
●ポイント: ●練習テクニック:
●ポイント: ●練習テクニック:
●ポイント:
試合競技に勝利するために戦い方の基本ベースとは何か?
心構えはどうあるべきか?
技術は何を身に付けるか?
弱点を見つめ直し、長所を伸ばす指導。
根性連呼だけの長時間指導ではなく、近代トレーニング理論の 獲得。
選手をいつも自己改革、自己管理できる様指導し、一番大切な選手自身に対する自信・信頼を持たせることである。
選手へ:自信を作るためには他の選手と同じ練習では出来ないと思い、創意工夫し、実行する熱意があるかである。
■戦い方の基本ベース■
『先の先』
攻める瞬間はどうしてもガードが甘くなりやすい。そこをすかさずとらえるカウンター攻撃が大切。
余裕があればお互いに正面からぶつかり合うのでなく、相手の正中線をとらえながら、自分の正中線を有利なポジションに置くのがベスト。
●練習テクニック:
「先の先」技にて対応
戦闘態勢をあたためることなく、常にプレッシャーをかけ、相手の攻防を瞬時に判断して、相手より早く自分の技を極めること。
最初から受けに回らないこと。
押して、押して行くリズムでなくては「先の先」は捕らえられない。
相手の懐に入るこつが掴めれば安全地帯といえる。
顔を打たれないように逃げるから逆に打たれるのである。
自信・気迫・闘争心を全面に出す。
『先』
「先」を捕ると言うことは、受けと攻撃が(攻防一体)同時であることである。
さらに欲を言えば斜めから相手の正中線を 攻撃できるようにする。
「先」の技にて対応 「崩し」技を二つ紹介。
気構えは「先の先」と同じである。
常にプレッシャーを掛けていき、押していかなければ、相手の技に対する判断が出来にくい。
大抵の攻防は相手の技に会わせてよーいどと行っていて受けがおろそかになっていることが多い。
せっかくの決め技を受けとに発揮できれば勝率がぐんと上がるに違いない。
何度も「受けつつ攻撃」を根気よく繰り返し、相手の懐、相手の外側、のポジションを捕ることを心掛ける。
どの技にも言えることだが、自分が安全地帯にいて勝つ技など無い。
「先」テクニックは相手の技をギリギリまで引きつけるだけの動体視力も必要である。
相手の技のラインを少しでもずらしていくことから始めて、受けと同時に攻撃が出来るようにして貰いたい。
『後の先』
「後の先」とは、相手の裏をとり、最高のポジションで技を返し極めることである。それには相手に技を出させなければならないが、これは「先の先に」つながる。あくまでも気力・気迫で相手を押していくことが重要なのである。
「後の先」の技にて対応「崩し」技を二つ紹介
「後の先」では相手の技が事前に分かるようになれば(突きなのか、蹴りなのか)ベストだが、相手の心をリードする、「先の先」の気位が必要である。
相手を詰めていくことが出来るから相手の「裏」を捕れるのである。
受けるからといって相手の攻撃を待っているだけでは、絶対にやられてしまうので、気持ちで相手を圧倒し、相手に技を出さざる得ない間合いまで詰めることが大切。
今回の指導内容で、重要なことと思われる事柄を文章にまとめておきました。
この内容で講習を進めていきますので事前に、
選手にコピーをしていただくとより一層分かりやすいかと思います。
★生徒には講習中のアドバイスしたことを正しく覚えるために、ノートを持参させて下さい。
覚えようとする自覚、あとでおさらいする材料になるかと思います。
練習中にノートを付ける時間を設けます。
全日本ナショナルチームコーチ 西村誠司