「2009芦北うたせ杯は、10周年記念として世界の五カ国を招聘し、九州発のジュニア国際大会にしたいと釜塾長が音頭を取って実現した大会です。外国勢の招集をお手伝いして、さらに前日には、村瀬一三生先生・昨年度世界大会二度目のチャンプUSAのジョージ・小高氏とのジョイントセミナーを開催しました。300名以上のセミナー参加があり、大きな会場を三つに仕切り行い盛況でした。外国勢の参加国は、USA・ロシア・ニュージーランド・オーストリア・イタリアで、皆さん海と山の芦北町を楽しみ、日本選手の家でホームスティーしたり、1,000名以上参加した大会の規模・イベントに驚いていました。滞在一週間でしたが、各国の選手・コーチたちの笑顔があふれ、素晴らしい交流・親睦が出来ましたことをご報告いたします。」
10th ASHIKITA UTASE-HAI JUNIOR KARATE-DO CHAMPIONSHIPS
International Kinen Goodwill Karate-do Championships
Hosted by Sensei Seiji Nishimura
Kyushu, JAPAN
2月19日、私たちは日本へ向けて出発しました。IKF選手 9名(Luke Horiuchi, Treyson Dote, Kyra Uramoto, Kaui Robinson, Takeshi Idei, Milan Twining, Ty Nakamoto, Tyler Yamasaki, & myself) とその家族、それにジョージ先生とマイリー先生がIKFチームです。 九州の福岡空港から熊本の芦北までは長い道のりだったので到着は夜遅くになってしまいました。 芦北はすごく寒く長旅だったこともあり、みんな本当に疲れていました。
Kyraと私は日本の家庭にホームステイをすることが出来ました。川添さんと言うそのお宅は本当に良くしてくださりまるで我が家にいるみたいでした。疲れていたので金曜の夜から土曜のお昼ごろまで寝てしまいました。21日の土曜日はセミナーの日です。西村先生、村瀬先生、それにジョージ先生のセミナーです。とっても大きなセミナーで何百人もの人が来ていました。セミナーのおかげで試合へのウォームアップが出来たと思います。
翌日22日の日曜日が試合でした。みんな試合への意気込みは充分、でも緊張もしていました。私も本当に緊張しそれに少し怖くもあったのですが、でも今まで大変な練習をしてきたのだと自分に言い、気持ちを落ち着かせることができました。
この大会は組み手だけの大会です。 ロシア、イタリア、オーストリア、ニュージーランド、アメリカ、そして日本から1000人以上の選手が集まりました。
私の試合は大会の最後の方でした。13歳から15歳の女子が一つのグループですので、私のディビジョンには約200人も選手がいました。一回戦は不戦勝、2回戦の相手は日本人の女の子でしたが勝つことが出来ました。この試合に勝ったことで少し気が楽になり気持ちも高ぶり、早く次の試合がしたいと思いました。3回戦は少し楽に勝つことが出来ました。4回戦は再び日本の子と対戦でしたが延長戦に持ち込まれ負けてしまいました。負けた瞬間色々な思いがこみ上げて来ました。こんなに遠くまで日本まで来たのに負けてしまった悔しさと悲しさです。でも少し落ち着いて試合を振り返ってみると後悔はないと思いました。マイリー先生も今までで一番良い試合をしたと言ってくれました。私は今自分に出来るベストの試合が出来たと思いました。チームメンバー全員一生懸命自分の力を出しました。大会中お互いに応援しあい励ましあい、みんな本当に良くやったと思います。
大会が終わった後やっとほっとすることが出来ました。翌日はチーム全員で観光とショッピングに行きました。 特にニュージランドチームとはすごく仲良くなり本当に楽しい時を一緒に過ごすことが出来ました。
24日火曜日 日本を離れハワイへ。 日本では素晴らしい時間を過ごせたと思います。 本当に楽しくそして忘れられない旅になりました。ハワイにメダルやトロフィーを持って帰ってくることは出来ませんでしたが、貴重な経験をすることが出来ました。この大会に行かせてくれた両親に、またいつも私の空手を支えてくれる祖父、祖母に本当に感謝します。
また日本に試合に行けるチャンスがあればと思います。 その時は勝ちたいと思います。
~ Taylor Kaneshiro, age 13