2018年7月21日(土曜日)、22日(日曜日)の2日間にわたり、平成30年度第2回和道ナショナル強化合宿および第2回審判員講習会がBumB東京スポーツ文化館(東京都江東区)で開催されました。

第2回のナショナル強化合宿は、6月に行われた第1回に引き続き、イギリス・レスターで開催される「和道会オールネイションズ・チャンピオンシップ2018」(8月24日から28日まで〈競技は25日、26日〉)に向けた、出場選手の技術向上を目的としています。
講師の先生方は11名、45名の派遣メンバーのうち各日ともに41名が参加しました。

選手団団長で技術委員会副委員長の柳田俊介先生は「練習では、試合で使う技を試す、技を深める、という挑戦する気持ちがないと、いい稽古になりません。選ばれた皆さんが集まるせっかくの機会です。お互い自分が持っている最高の技を出し合い、切磋琢磨して、得意技を磨いてください。漫然と時を過ごさないようにしましょう。ここで学んだことを持ち帰り、残り1ヵ月で心と体をベストにつくり上げ、決勝戦は日本人同士の対決になることを期待しています」と選手を激励しました。

組手コーチの荒木春峰先生は、「背の高い相手でも、正中線に向かってきちんと構えるだけで、相手の戦力を半減できます。攻めて技を出した後に、続けて技を出す。後ろに下がるから打たれる。下がらない組手を徹底することです。相手の前拳がじゃまだったら、触りにいく。間合いを変えて様子を探る。自分で戦略を組み立て、イギリスの大会では、前に出る組手でカッコ良く勝ちましょう」と選手にエールを送りました。

形競技では、勝つだけでなく規範となる演武をする、という気概が日本の選手には求められます。選手は挙動を細かく確認し、講師の先生方は、理にかなった形の意味を解説しました。

形を指導した志村耕一先生は「緩急、強弱、演武線、目線の四つのポイントは、もう皆さんは身につけています。あとは気持ちの問題です。演武をする形名を告げるとき、正面にいる審判員に、『これから演武します。よく見てください』という気持ちを持つだけで落ち着きます」とアドバイスをしました。

第2回審判員講習会では、8月18日(土曜日)、19日(日曜日)に迫った第54回和道会全国空手道競技大会に向けて、講習が行われました。講師の先生方は4名、審判員は11名が参加しました。また講習のために、東京農大空手部から10名の選手が参加しました。

主審は、選手の動きを見る距離と角度を実戦形式で確認。講師の佐藤壽一先生から、「競技再開直後、後ろに下がりすぎて、反応が遅れがちです」と指摘があり、この点に留意しながら各審判員が交代で、主審を務めました。発声やジェスチャーも繰り返し確認しました。

講師の松浦久数先生は「発声、ジェスチャー、反応の速さ、間の取り方、すべてが主審には大事です。これらの基本を講習会で再確認し、全国大会に備えます」と話していました。

記録的な猛暑となった2日間でしたが、十分な水分と休憩時間が確保され、無事に終了しました。

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和道会副理事長の前田利明先生「納得できる試合をしてください。そして、世界の和道の仲間との交流を楽しんでください」

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選手団団長の柳田俊介先生「(形の演武では相手を)蹴り倒すんだという気持ちで、蹴ってみてください」

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監督の村瀬一三生先生「相手の動きを感じられる間合いを見つけていますか」

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コーチの西村誠司先生「暑いので休憩は多めに取ります。やるときは集中して楽しく」

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コーチの荒木春峰先生「下がるから打たれる。下がらない組手を徹底すること」

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講師の嶋本千秋先生「動作を止めるとき力を抜かないようにします」

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コーチの山崎博先生「(下がらない組手が)できていた」

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講師の篠原正道先生「形はすべて理にかなった挙動で構成されています」

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講師の志村耕一先生「突きが良くなれば、形はすべて良くなると思って練習しましょう」

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講師の佐々木清巳先生「無駄な動きをしないようにしましょう」

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コーチの杉浦大祐先生「団体行動ができることは選手として大事なことです」

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審判員講習会ではジェスチャーを確認しました

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1日目に参加した皆さん

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2日目に参加した皆さん

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和道会オールネイションズ・チャンピオンシップ2018に向け、円陣を組み士気を高めました