2019年3月30日、31日の2日間にわたり、「平成31年度第1回和道ナショナル指定選手強化合宿」および「第1回審判員講習会」が、BumB東京スポーツ文化館(東京都江東区)で開催されました。
強化合宿には、前年度の指定選手・準指定選手、一般参加の中学生から成年まで1日目は122名、2日目には125名が参加しました。
2日目の午後は、和道ナショナル指定・準指定選手の選考会が行われました。
理事長の松井善則先生は次のように参加者を激励しました。
「練習を見ていて、とても快い気持ちがしました。どの選手の蹴りも突きもほんとうに素晴らしい。
和道には無理な動きがなく、日常の動きの延長上にあると思います。
私が80歳になったいまもこのように元気なのは、和道の空手をやってきた証だと嬉しく思います。
先生方は一生懸命教えてくださっていますので、選手のみなさんもそれに負けないように一生懸命学んでください。
若いみなさんは、和道の空手を頭と体、動きに入れ、先生方のいわれることをよく聞いて、和道会の代表選手としてこれからも頑張ってください」。
副理事長で強化担当の前田利明先生は、「2024年パリ・オリンピックの空手道の採用を全日本空手道連盟も世界空手連盟もまだ諦めていません。みなさんもそれぞれの技術を高めて、目標を持ち、稽古に打ち込んでください」と挨拶しました。
技術委員会委員長の柳田俊介先生は、「稽古の内容と目的を理解し、正しく反復練習をして体で覚えてください。あらゆる局面で千変万化の動きで反応できるようにしていただきたい。自分の技に深さと強さを求めて稽古してください」と述べました。
組手の講師を務めた村瀬一三生先生は、「間合いを取るには、攻める姿勢が大切です。守りに入った瞬間、間合いはなくなります。 きちんと前拳を使うことを意識してください。 試合で勝つためには、この技だったらポイントが取れる、という得意技をつくることです。自分のリズムで、狙いすましてポイントを取りにいく。 得意技を一つつくったら、それを変化させて技を少しずつ増やしていく。前向きに稽古に励んでください」とアドバイスをしました。
審判員講習会は14名が参加、組手の選考会で主審、副審、監査を担当し、技術の研鑽に励みました。
講師の佐藤壽一先生は、「参加する審判員の先生方は、年々レベルアップしてきています。最初は緊張していた審判員の先生も一試合、二試合と回を重ねるごとに、固さが取れ、発声のタイミング、指先まで意識したジェスチャー、ポジション取りもよくなりました。意識すればできるのです。正確に、冷静に技を見極めるためには、メンタルも大切です」と話していました。
1日目の参加者のみなさん
2日目の参加者のみなさん
和道会理事長の松井善則先生
和道会副理事長の前田利明先生
役員の先生方
強化合宿(形)
技術委員会委員長の柳田俊介先生
講師の嶋本千秋先生
講師の篠原正道先生
講師の志村耕一先生
講師の伊藤康夫先生
講師の村瀬一三生先生
講師の山崎博先生
講師の杉浦大祐先生
指定選手選考会(組手)
ジェスチャーを確認する審判員の先生方(中央は佐藤壽一先生)