武道クラブBUDOKAN(武道館)は2019年、JKF和道会にエストニア共和国支部として認められたエストニア唯一の空手道場です。BUDOKANの前身は1998年に設立された「空手クラブ和道」。2009年に3つの道場が集まり、エストニアの首都タリンで、現在のBUDOKANとして活動を始めました。
BUDOKAN活動報告
私(カジャール・ヘルプ Kajar Help)はBUDOKANの館長として、子どもから大人まで、いくつかのグループで指導しています。 新型コロナウイルス感染症の影響で休止していた稽古を再開したのは、2021年5月です。影響はまだ残っていて、全員が参加できる状態ではありませんでした。
TOKYO2020オリンピックが終わり、9月に入ると、子どもたちを中心に入会希望者が現れました。現在、約70名の道場生のうち、50名は子どもたちです。私と数人の空手教師で指導に当たっています。
和道の技術を磨くため、フィンランドやスウェーデンの和道会支部の先生方と長年、交流を続けています。特にフィンランドのJOEN MAWASHI道場のニコ・ウトリアイネン先生とは親交が深く、エストニアでセミナーを開催してもらうこともあります。ニコ先生は、スウェーデンを拠点に指導されていた故・大上眞吾先生の直弟子でもあります。
2022年に東京で開催される和道会ワールドカップには、BUDOKANの選手6名を含む9名で参加する予定です。そのときは、日本にいる素晴らしい先生方に、ご指導いただけることを楽しみにしています。
和道会エストニア共和国支部長/BUDOKAN 館長
カジャール・ヘルプ〈Kajar Help〉 JKF和道会五段位
大人のクラス。前列中央がカジャール・ヘルプ先生
ピンアン二段を指導するカジャール先生(右端)
チントウの演武