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 パンチテクニック1

「先の先」の基本

 技を仕掛ける中でどの部分が、「先の先」「先」「後の先」とはっきりと区別できるものではない。しいて言うならば、戦闘態勢を暖めることなく、常に相手にプレッシャーをかけ、相手の攻防を瞬時に判断して、相手より速く自分の技を決めることができれば、それは、「先の先」を取れたのであり、相討ち程度のタイミングで、相手の技を外しながら、すかしながら打ち込めることが「先」であるし、「後の先」とは相手の技が事前に分かりながら相手の攻撃を受け、外しを行ない、その後自分の技を返すことができれば「後の先」が取れたということである。だから一連の動作ではっきりと区別できるものではないが、大切なことは「先の先」による間合いを取りにいく積極性であり、心の持ち方が常に「前へ」ということを忘れては、「先」も「後の先」もありえないということである。

「先の先」テクニックバリエーション

裏拳

横裏拳

縦裏拳

中段即上段
1
2
3

 肘の支点はあまり動かさない。また、縦と横に相手のガードによって裏拳を使い分けること。

POINT ノーモションで小さな振り、スナップをきかせること。裏拳を使ったときは、自分の中段がノーガードになるので注意。

 中段を捨て拳にして、間合いをつめ上段で決める。これも45度の角度に相手の懐から攻撃できれば、強いパンチとなる

POINT 中段で入ったときに前足を少しサイドにずらし、決めの上段のときに後ろ足を寄せる足裁きが大切である。


追い突きに対する「先の先」攻撃

「先の先」のスイッチ

1
2
3
4

相手が着地する前のタイミングでこちらが中段まで打ち込めればベスト。

POINT 相手の追い突きは拳動が大きいので、そこを捉え受けるのではなく自分がそれに乗っていく感じで行なう。

このテクニックは、もし相手のスピードが速い場合でも、これを前拳で流し受けができるだけの押さえがないと生きてこない。

POINT 少しでも斜にスタンスが取れるように!


前蹴りに対して流しの上段

タイミングとしては相手の膝が上がるところを斜めに取ること。

POINT 相手の膝が上がりきってからでは遅い。膝が上がる瞬間には自分は抜けていないといけない。

前蹴りに対する押さえの上段

直線的に相手の蹴りをつぶすこのテクニックは、大きい選手が自分より小さな選手に対したときに有効である。

POINT 相手の技に対して恐がらず、気持ちに余裕を持って前へ出ること。

 なるべく皆さんに分かり易くなるような写真を多用したつもりだが、自分の技として使えるようになるには、嫌になるほどの単調な基本の繰り返しが大切である。地道な練習の中で自分にフィットした技に巡り合うものである。この技に必ず「勝つ」と思えるまで努力して頑張って頂きたい。