2005和道ワールドカップに向けて!

第1回全国選考会・感想文

和道会選手強化委員長 西村誠司

和道会選手強化部としてワールドカップ制覇に向け、2004度事業から強化合宿計画を立て、2005年度の1月から8月の本番まで、7回の強化合宿と全国から優秀選手発掘の選考会を実施しています。松久 功選手を筆頭に集まった強化選手諸君には下記のような合宿趣旨・目的・実行を意識させて練習しています。大切な和道会の強化費用を使うわけですから、大会優勝の目的を持って、確実に成果を挙げる合宿にしたいと思っています。

これからの時代は、科学的に基礎体力のアップを分析・解析し理解したうえで合理的な練習をしていかなければなりません。また、世界的に広まった空手という競技を「勝利する」という目的に当てはめて相手を研究し、日本人選手として技術を工夫することが大切だと思います。

  1. 指導陣からの空手技術の習得(選手個人の分析・弱点の克服・長所の伸ばし等の工夫)
  2. 各種のフィジカルトレーニング(空手にあった筋力・持久力・反応・瞬発力等の勉強・実行)
  3. トレーニング計画・実施・実行(理論の勉強)
  4. 外国勢のビジュアル研究(リズムが違うので、この点を研究し慣れるトレーニングの習得)
  5. コーチ陣・強化選手とのチームワーク作り(食事等を一緒にして意思の統一を行う)

このような意識を高く持たせた合宿を繰り返し、本番では大いに日本チーム活躍を期待したいところです。予想ではメキシコ世界大会男子80kg超級優勝のALEXANDER GERUNOV選手などを擁するロシア国、また、フランスチームなどがライバルと考えています。 6月の合宿ではワールドカップ代表選手も決定しますし、あとは7月の最終調整合宿でいかにモチベーションを上げて行けるかです。最後まで気を抜くことなく、代表選手には、誇りを持って戦ってもらいたいと思います。

最後になりましたが、和道会会員の皆様の多くの声援・応援を武道館ではよろしくお願い申し上げます。

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