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第20回ドイツ国サマーキャンプ体験記 国分利人
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30日 腰痛が本格化。痛みのため午前中のセミナー参加は休んだ。なんとか演武の相手役だけはしっかりとしないといけないので少し体を休めた。合宿を視察にきていた内田順久先輩と10時半に合流した。さすが<空手界の貴公子>といわれた内田先輩だけにすごく男前だし、服装から髪型までビシッと決まっている。この前の<打撃ファイト>でお会いした時は仕事の顔されていた。少し厳しい表情でスタッフに指示していたが、今回は視察なのでリラックスした雰囲気で楽しげだ。しかし飛行機での長旅に少々お疲れのご様子だ。 KJCにてみんなで昼食をとり、西村先生はトレーニングへ。トレーニングが終わるとマッサージをしてもらいに行っていた。西村先生はレッスンプロだけあって体の鍛錬とケアを本当に熱心に行っている。今回、私が「初動負荷良いですよ」といっていたら「国分ちゃん初動負荷理論でトレーニングするから教えてちょだい」なんてすぐに試してみるし指導の合間に筋トレやストレッチを必ずやっているし。西村先生の何でも良いと思うものは試してみて取り入れるという向上心見習うべき所だと感じた。 31日 朝食後、西村先生、内田先輩、私の三人で空手話に花が咲いた。西村先生と内田先輩はナショナルチームで重なっていたので当時のおもしろ話をきかせてもらった。長谷川伸一先輩は当時高校生で、当時から優等生だったので内田先輩がいたずらして先輩達に怒られるようにしむけたなんて話など。ナショナルチームも年代によってずいぶんとイメージが違うもんだと感じた。西村先生の指導の前にKJCセンターにてフランスコーチの指導を見る。ワンフェイント入れて上段まわししてから脚払いしたり、後ろげりに対して持ち上げて倒して決めるなどヨーロッパスタイルのスタンダードな組手だ。ヨーロッパの選手はすごく力が抜けていて動きも軟らかだし蹴り方も日本の回しげりの蹴り方とはだいぶ違うということが今回の視察で身を持って感じた。次の指導の為に体育館に移動した。ドイツ人の指導者のセミナーを見た。裏拳にあわせて反撃などをやっていたが指導者の得意技をやっているだけという感じで華が無かった。その後は西村先生の指導。私が腰痛で相変わらず動けないので今日は内田先輩がやられ役だった。内田先輩いわく「どんな技を掛けるのか分からないのに西村先輩は思いっきり技出すから本当に危ないよ!なんでドイツまで来てやられ役なんだ」と苦笑いしていたが、以外に楽しげだった。ホテルに戻りシャワーを浴びてからKJCへ。今日はkjcで講師が全員集まって写真撮影会をするイベントが組まれていた。西村先生はとても人気があり、休む暇も無く写真撮影とサインをしていた。いやな顔もせずにこやかに写真撮影に応じているなと思ったら可愛い子に先生自ら「一緒に写真を撮ろうか」といっては、引っ付いて写真を写していた。どうりでにこやかな訳だ。
1日 8時朝食。内田先輩は紳士だから、いつも順子にやさしく話し掛けていた。が、西村先生はとうとう切れ気味!「おまえは〜!ホントに!」と順子ちゃんのネガティブトークを校正させようと頑張っていた。ついに<誠二キック>炸裂かと思ったが出さずじまい。朝からドキドキだ。9時にKJCセンターへレッスンに向かい、その後イベントの打ち合わせを会場で行った。西村先生の演武の相手役は内田先輩。内田先輩はビデオシネマに後輩を紹介したりもしてる為、やられ役の<魅せるやられ方>を良く知っていて「西村先輩本当に当てなくても僕がやられた事を表現しますから軽くお願いします」と言って、とても上手くやられていたのには驚いた。凄い!!西村先生も「上手いもんだな〜。内田が上手く倒れるからやりやすいよ〜。」と言っていた。とはいえやはり相手が西村先生だけに、内田先輩は念の為用意していたファールカップをしっかりつけていました。内田先輩頑張ってください!! ホテルに戻りのんびりした後みんなで町中を散歩して夕食は中華のお店で。食後はカフェで歓談。
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