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第8回西村誠司組手テクニックセミナーの感想文

6月15日日曜日、福岡市城南区にある市立片江中学校体育館において、ナショナルチームコーチである西村誠司講師による第8回組手テクニックセミナーが開催されま した。今回のセミナーでは、小学生から60歳近い方まで、流派の枠組みを超えて九州各地から老若男女約110名の参加者が集まりました。
 午前中はフランスチャンピオンチームの練習法を取り入れた、
(1)膝を柔らかく、常に動きを止めない
(2)相手への攻撃が終わった後はバックステップを使ってその場に 居ない状態にする
(3)前後左右の動きを取り入れ、円運動を行う

の三点にポイントを置いた指導が行われましたが難度の高い技ばかりでさすがは世界最高峰の選手が使う技だと感心してばかりです。自分は使いこなせませんが。

相手に対し逆構えとなってのワン・ツー→足払い→インサイド上段廻し蹴り や前膝上げフェイント→中段突き→左上段まわし蹴りといった、蹴りや足払い、フェイント等の多彩な技を多く取り入れた動きは、参加者にとっても大いに参考になったことと思います。特に今回年配の空手愛好家が多数参加されていましたが、チビッ子達よりも練習され、飽くなき探究心には、見習う姿でありました。

午後からは少年男子、高校生男子、一般男子、女子の部に分かれて交流試合が行われました。少年男子の部では泣きながらも試合する小学生の姿も見られ、熱戦が繰り広げられました。

今回のセミナーは1日のみでしたが、短時間で内容の濃いものだったと思います。

福岡大学空手道部 三回生 西村真範