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ドイツ国2004サマーキャンプ旅日誌 森敏浩
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今日は初めにダニエルのセミナーを受けた。準備運動は軽いステップから入り、シャドーでの突き蹴りをやった。このトレーニング会場には前に大きな鏡があり、自分の姿を見ながらやっていたが、どうも周りの選手に比べてステップの動きが硬くやわらかさがない。その後は二人組みになっての中段突きや、相手が入ってくるところをカウンター、蹴りを受けたあとの攻撃などいろんなパターンでやりました。その練習は西村先生に見てもらっていて、西村先生からのアドバイスをいただきました。「お前の突きはすべて前の足だけで突いているから短いし、動きが止まるんだよ」と言われてかなり納得しました。どうしても早く突こうと思うと前の足だけスライドさせてしまい、その後の動きに対して自分でストップかけてしまう。これからの練習の課題として両足を使っての攻撃と、動きを止めないで常に膝をやわらかくすることを意識してやろうと思う。 午前中はもうひとつフランスのコーチ、パトリックのセミナーを受けた。このセミナーではすごく恥ずかしい思いをした。それは練習が始まり皆2人組になってから私が一人余っていたのでどうしようかなーと思っていた時、パトリックがフランス語で何かを言っていたため、私は勝手に「相手のいない人はいますかー?」といったと思い込んで、元気よく手を上げた。すると周りのみんながびっくりして私を見ている。何がなんだかわからないが私は手を下ろした。他の人にあまりうまくない英語で聞いてみると「誰かフランス語をドイツ語に通訳できる人はいませんか?」と聞いていたらしい。できるわけがない。それは私が手を上げたときみんながびっくりするのも納得する。練習は、相手の攻撃をさばいて攻撃するといったような幹事の練習内容で、さばいた後の逆突き追い突きがどうしても動きがおかしくなる。上体だけで突いてしまうようになるので、もっと足に意識を持つようにしないといけない。 午後は4時過ぎまで私が受けるセミナーがなかったので、小さな子供たちばかりだったが西村先生のお手伝いということで西村先生のセミナーに参加することにした。練習内容も少し変わって、ゲーム感覚でやり、子供たちもすごく楽しそうにやっていた。ただゲームをやっているのではなく、ゲームをやりながら瞬発力、筋力、蹴り技などをやしなうものだった。このとき私は心の中で「本当に西村先生はいろんなパターンの練習方法を持っておられるな〜」とすごく感心しました。3・4歳ほどの子供たちも戸手と一生懸命やっている姿はとてもかわいかったです。 そして4時過ぎてドイツのウォルフ先生のセミナーを受けた。内容にはセルフディフェンスとなっていたので、さばきの練習でもやるのかなと思っていたが、全然違いました。空手道というよりも護身術でした。関節技やエルボー、膝蹴りなど空手の練習にはなりませんでした。この日の練習も終わりましたが、練習中に各コーチが細かく説明してくれているのですが、言葉がわからないので動きを見て判断するしかない。悔しい。残念。 |