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ドイツ国2004サマーキャンプ旅日誌 森敏浩
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今日は空手の練習は午前中しかない予定なので、いつもより多く午前中に練習を入れた。最初はフランスのパトリックのセミナーで、相手の攻撃が終わった後の上段蹴りの練習をやったとき、私はどうしても蹴りだすタイミングが遅くなってしまう。注意を受けた点でも蹴るときに少しの寄せ足をしてしまうところにあつた。なかなかその場で蹴るときに、体のバランスがよくないので無意識に寄せて蹴るようになっていた。柔軟をよくし、バランスをうまく取れるよう克服したいと思う。 2つ目のセミナーでは、ドイツのボスコビッチとサンダでのミットを使っての練習だった。上段中段に構えたところにきざみ突きや逆突きを突き込んだり、体育館の端から端まで連続しての蹴りの練習、4人一組になって、一人がミットを持ってのコンビネーションなどをやった。コンビネーションの中にかかと落しが入っていたが、なかなか実践では使えそうにはない。 そして最後のセミナーは西村先生のセミナーで、このセミナーには200名位の受講者が集まった。この練習の中にも突きから蹴りのコンビネーションがあり、最初にあったパトリックのセミナーと同じ注意を西村先生からも指摘された。外国人選手はリズム、タイミング、バランスがよく、蹴るスピードというよりも蹴りだすスピードがとても速くて、西村先生のアドバイスによると「普段の練習の中でかかとをつけない、動きを止めないところからできるようになる」といわれました。午後からはいくつかのイベントが行われ、コーチ陣のサイン会や写真撮影会、ビーチバレー大会などが行われた。西村先生もたくさんの人たちに囲まれてサインや撮影でとても大変そうでした。私は一人その横でジュースを飲みながらビーチバレーを見ていました。すると5人位の人が私が日本人だからか、さびしそうに見えたのか、私にサインを求めてきたのですごくうれしかった。だから必要以上に大きく書いてあげました。そして覚えたてのドイツ語で「ダンケシェン」(ありがとう)といいました。使い方は間違っています。 サイン会も終わり明日の夕方よりマスターカップという試合があり(私も参加する試合)その試合のイベントで西村先生のデモンストレーションがあり、西村先生と私とで演舞するようになっているのでそのための練習をやりました。私のほうがやられ役だったので、普段からの練習の経験上西村先生の突き蹴りの痛さを知っていたのでとても不安でした。しかし、西村先生に細かく指導していただき突きも蹴りも「ビシッ」と止めてもらい、後は私がうまくやられたように見せればうまくいくと思いました。 その日の後はゆっくりすごして夕食を食べ明日に備えました。ちなみに明日のマスターカップでは優勝すると賞金がもらえると聞いていたのでかなり燃えていました。弁解しますが賞金がなくても燃えます。 |