2004福岡大学空手道部海外交流合宿ニュージーランドinオークランド

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ニュージーランド夏合宿感想文3年広渡了紹


9月4日(土)&5日(日)
担当者:栗田和江

9月6日(月)
担当者:広渡了紹

9月7日(火)
担当者:福田さおり

9月8日(水)
担当者:岩崎優一

9月9日(木)
担当者:櫨川勝成

9月10日(金)
担当者:栗田和江

9月11日(土)
担当者:岩崎優一

9月12日(日)&13日(月)
担当者:広渡了紹

 

ニュージーランド夏合宿感想文
3年広渡了紹


広渡感想文作者のホームスティー先 9月13日、皆が福岡に無事帰国できたことが何よりも嬉しいことであった。今回の夏合宿は当初、ニューオリンズ(アメリカ)であったがテロなどの影響で急遽ニュージーランドに変更させていただいた。急な変更にもかかわらず、私たちを暖かく迎えてくださったモンク夫妻、ホストの皆さん、我々の夏合宿のために御尽力していただいた西村監督に心から感謝したい。この“感謝の気持ちを持つ”という当たり前のことを改めて痛感させられる機会を得ることができるのが海外合宿の素晴らしい点でもあると言える。

なぜなら、初めて触れる異文化に戸惑う私達に暖かく接してくれるホストのみなさん、いつも体調のことに気をつかってくれ、また日本食のような晩御飯を用意していただくなどの心遣いの為である。言葉の壁を越え気持ちが通じていくことを日に日に感じた。また、モンク夫妻の隅々まで行き届いた心遣いのおかげで最高に観光を楽しむことができた。また、モンク先生のジョウクを聞きたいものである。このように沢山の方々の協力により我々の合宿は成功し最高の合宿になったのである。

 今回の合宿では反省すべき点も露呈した。我々、3年が今回の夏合宿を運営するのであるが企画の段階から“みんなが楽しめる”という心遣いがなかったこと、例えば、いつも受身の姿勢になってしまい監督の指示のまま、先輩の指示のまま動いていたことである。やはり企画し運営するものとしてリーダシップを発揮できていなかったことは、これから福岡大学空手道部を引っ張る立場になるものとして反省するべき点であった。何かを作り出す企画力の大切さ、難しさを知った。また、企画で素晴らしいプランを作り出するためには、綿密なコミュニケーションが必要である。しかし、今回の合宿ではコミュニケーション不足からトラブルが発生し皆に迷惑をかけてしまった。あってはいけない会計面でのミス、意思の疎通、連絡の不徹底によるスケジュール内でのミス。これらすべては我々3年のコミュニケーション不足が原因であったと思う。

“我々は普段から仲がいいチーム”であると思っていたが、それは大きく異なるものであった。ただ単に仲がいいのではなく綿密にコミュニケーションをとっていてこそ真のチームワークが生まれるのであると、ミスを通して改めて認識できた。これは大変いい経験であったと思う。夏合宿でのミスから学んだことは大きく、これからの部の運営で支障がないように報告、連絡、相談を徹底していきたいと思う。これは単に空手部内だけではなく将来の自分の為にも、就職活動などで生かしていけたらと考えている。

 技術面でも海外合宿で学ぶことはあった。それはステップワークである。彼らの柔らかなステップワークにはいつも翻弄させられてしまう。自分は常に動きが硬く、リラックスできていないことを反省させられるのである。相手の攻撃にたいして、“先の先が取れない”、“後の先が取れない”これらは、組み手のなかにリラックスが足りないためであると考える。また、リラックスができていれば、相手の動きを観察する余裕もできる。これも、動きが硬く、ドタバタした試合をしない為に大切なことである。これからは、ステップワークを多様した練習、リラックスを心がけた練習をしたいと思う。また、体の軟らかさもリラックスした組み手には必要である。モンク先生か伝授されたモンクストレッチ、略して“モンスト”を頑張りたいと思っている。

 このよう今回の夏合宿で学んだことは多き!これら学んだことをこれからの空手人生、そして、これからの自分の人生にも生かしていきたいと思う。本当に実りのある合宿であった。この10日間は私の人生で自分自身を大きく飛躍させてくれるものであると確信している。