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'03 オープン・ド・パリ 高橋優子の |
日本ナショナルチームコーチ 西村誠司 オープンドパリ国際大会の前身はフランス国際大会にある。この大会には小生も出場して、連続優勝を70kg級クラスで飾った。フランス連盟の現在のナショナルチームヘッドコーチであるマーシー監督と連続、決勝であたり勝っているので、今も当時の事を会えば、言われる。この大会は世界大会の翌年、1月に行われ、ベスト8の選手が招待され(すべての費用はフランス連盟負担)、もう一度、決戦するのである。当時、優勝者には本物の金メダルが授与され、フランスの優勝者のみ新車が贈呈されていた。その後、オープン大会に変更となり、2泊3日の宿泊費をフランス連盟負担とする大会となった。第1回のオープンドパリ大会を開催するにあたり、当然、全日本空手道連盟に案内が行くのだが、予算を計上してある全空連としては、費用の都合上、選手を派遣できず、航空運賃自己負担の選手が居れば、西村が連れて行ってくれとの当時の真野専務理事から、言われたのが始まりである。特にフランス国コルシカ島に在住の糸東流 中橋秀利先生(フランス連盟8段)とは現役時代から20年に及ぶお付き合いがあり、パリ大会に空手母国日本が居ないのは、寂しいので、協力してくれとのことで、毎年欠かさず義理をはたしている。近年になり、ナショナルチーム所属の選手が全種目出場の希望が無く(特に男子選手)、それならばと独断ではあるが一般の選手で、やる気の有る選手を見出し、国際大会出場の経験を積ませることで、将来のナショナルチーム入りを期待して、小生が指導している長崎県、大分県、新潟県から男子選手は募った次第です。やはり、国際大会の経験不足を競技力向上のポイントとして挙げている日本としては、今後はこのようなUSオープン大会・オープンドパリ国際大会に参加できるチャンスを、国内に知らせしめ、やる気のある選手の派遣を行う事が必要だと感じます。ナショナルチーム以外の選手でも世界を視野に入れ、虎視眈々と日本チーム入りしたい選手は数多くいるかと思われる。ナショナルチーム強化の底上げにも今後は、よく考慮し、実行していく事が国際大会常勝の戦略といえます。(特にジュニア・カデットクラス育成も含めて) |